キャンプ用薪ストーブの寝る時の注意点をお探しですか?
寒い時期にキャンプをすると、何らかの暖房器具が必要になります。
そんな暖房器具の中でも最近イチオシなのが薪ストーブです。
薪ストーブは、他の暖房器具と比べても、テント内を温めてくれる優秀な暖房器具です。
ところで薪ストーブは、テント内で寝る時にそのまま使っても問題はないのでしょうか。
今回はキャンプ用薪ストーブの寝る時の注意点3選について詳しくご紹介します。
目次
薪ストーブはすごかった!屋外がマイナスでもテント内は上着いらず!
最近冬キャンプでの薪ストーブの人気が高まっています。
薪ストーブを利用したキャンパーさまの話として「薪の炎を見ていると心が安らぐ」「薪ストーブの前だと家族や仲間と一体感が感じられる」などが人気の秘密のようです。
確かに薪ストーブには、人の心を癒してくれたり、素直な気持ちにさせてくれたりします。
ところが薪ストーブには気持ちの面だけでなく、実際暖房器具として高い効果を発揮してくれます。
家庭でも使われている石油ストーブやガスファンヒーターも、テントキャンプでの暖房器具として使われます。
ただしなじみのある石油ストーブやガスファンヒーターは、身体の表面は温めてくれますが、身体の芯までは温めてくれません。
石油ストーブやガスファンヒーターは、つけていても身体はあまり温かくならないのです。
それに対して薪ストーブは、テント内を20度以上に温めてくれ、身体の芯までホカホカにしてくれます。
屋外の気温がどんどん下がってしまい、マイナスになっても、薪ストーブをつけるとテント内はぐんぐん室温が上がり、やがてテント内では上着を脱がなくてはいられないくらい温かくなります。
それほど薪ストーブは、冬場のテントキャンプでは、なくてはならないほどの必需品なのです。
冬キャンプで一度薪ストーブを使ってみると、絶対に手放せないキャンプギアになってしまいます。
キャンプ用薪ストーブの寝る時の3つの注意点!
冬キャンプで、薪ストーブはテント内を上着なしの状態でいられるほどに温めてくれます。
ただし薪ストーブが、大活躍するには昼間の時間帯のように、薪ストーブに常に新しい薪をくべたり、空気調整をし続けたり、テント内の空気を監視するなどのいくつかの注意点が必要になります。
もしこれらを怠ると、テント内をしっかりと温めてくれている薪ストーブが、逆に凶器に変わることもあります。
こちらではキャンプ用薪ストーブの寝る時の3つの注意点についてご説明します。
①薪ストーブは数時間おきに薪をくべ続けなければならない
キャンプ用薪ストーブの寝る時の注意点の1つ目が「薪ストーブは数時間おきに薪をくべ続けなければならない」ということです。
薪ストーブというのは、当然の話ですが「薪」を燃料にしています。
薪ストーブが熱を作り出す流れは、①薪を燃やし → ②炎を起こし → ③熾き火(炭火)になり数時間温めて → ④消えていく の繰り返しです。
そのため③熾き火(炭火)が、完全に消えてしまう前に、新しい薪をくべ続ける必要があります。
この場合、新しい薪をくべる時間のスパンは、薪ストーブのサイズで異なります。
大型の薪ストーブであれば、薪を目一杯投入して約5~8時間後に次の薪をくべれば、そのまま燃焼は続いてくれます。
次に最近人気のコンパクト型の小さな薪ストーブであれば、薪を目一杯投入して約2~3時間後に次の薪をくべれば、そのまま燃焼は続いてくれます。
寝る時にも薪ストーブを使い続けるには、必ずだれか1人は薪ストーブの薪をくべ続ける必要があります。
②薪ストーブでの一酸化炭素中毒
キャンプ用薪ストーブの寝る時の注意点の2つ目が「薪ストーブでの一酸化炭素中毒」ということです。
薪ストーブを使う時に、気になることといえばやはり「一酸化炭素中毒」です。
一般的には薪ストーブや煙突をきちんと設置して、燃焼室内で薪が不完全燃焼を起こしていなければ、一酸化炭素中毒はほとんど起こることはありません。
ただし絶対はありません。
薪ストーブや煙突の設置、材料の問題、ダンパーや吸気レバーのトラブルなど、あらゆることが原因で一酸化炭素中毒が起こることが考えられます。
実は一酸化炭素中毒は、すぐにはわかりません。
一酸化炭素は色も匂いもなく、発生していること自体がわからない有毒ガスなのです。
ほとんどの場合、軽度の中毒になっていても、頭痛などの風邪の症状に似ていることから気づきにくいのです。
対策法は寝ている時に限らずですが、テント内で薪ストーブを使う時には、必ず「一酸化炭素チェッカー」を1台は設置しておきましょう。
またベンチレーション(通気口)の付いたテントを使ったり、入口のジップは締め切らないようにしたり、テント内の換気をこまめにすることで一酸化炭素中毒を防ぐことができます。
③薪ストーブからの火災
キャンプ用薪ストーブの寝る時の注意点の3つ目が「薪ストーブからの火災」ということです。
薪ストーブは直火を使い、本体と煙突から熱を放熱してテント内を温めています。
燃焼室内の直火がそのまま外に漏れ出すことはありませんが、本体や煙突の近くに燃えやすいものがあると、溶かしたり、燃やしてしまいます。
また煙突から出ている火の粉も、中々消えてくれないとテントに落ちてきて、穴をあけてしまったり、火災の原因になったります。
薪ストーブは寝る時でも火災のリスクがあることから、誰か1人は注意深く監視することを心がけた方が良いでしょう。
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