日常の生活から離れて自然の中で思いっきりリフレッシュすることのできるキャンプ。その醍醐味はなんといってもご飯ですよね。
キャンプというとバーベキューが人気ですが、小さな頃学校のキャンプや林間学校でカレーを作ったことのある人も多いのではないでしょうか。
今回はキャンプならではのとっておきのカレーの作り方とそのコツをいくつかご紹介します。
キャンプで美味しさ倍増のカレーの作り方
ここでは、オーソドックスなキャンプでのカレーの作り方、バーベキューを活用したカレーの作り方、そして無水カレーの作り方をご紹介します。
材料の野菜はあらかじめカットしてジップロックなどの保存袋に入れて持っていくと調理時間が短くなり、ゴミも減らすことができるのでおすすめです。
王道のカレーの作り方
まずは一番オーソドックスなカレーの作り方を紹介させていただきます。
材料:
- 肉(お好みの肉)
- 野菜(玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ等)
- カレールー
作り方:
- 玉ねぎは1cmのくし切り、その他の野菜は大きめに切ります。
- 鍋に油を熱し、お好みの肉を入れ表面全体に焼き色がつくように熱します。玉ねぎ、にんじん、ジャガイモを加えて全体に油がまわるまで炒めます。
- 水を加え20分程度中火で煮ます。蓋は少しずらした状態で載せ、アクを取りながら煮てください。
- 一旦火を止め、ルーを割り入れてしっかり溶かし、再度火を付けて弱火で5分程煮込みます。
ポイントは「野菜は大きめに切る」ことです。また、ジャガイモは煮崩れしやすいので、他の野菜の後から時間差で加えると煮崩れせず、出来上がりもきれいです。
キャンプならではのカレーの作り方
せっかくキャンプに来たのであれば、バーベキューも楽しみたいですよね。ここでは炭火で焼いた肉や野菜がカレー作りに活かせるメニューをご紹介します。
材料:
- 肉(お好みの肉)
- 野菜(煮込み用:玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ、カボチャ等)(バーベキュー用:パプリカ、ナス、ズッキーニ、オクラ等)
- カレールー(カレー粉)
作り方:
- バーベキューで焼く野菜は大きめに切ります。最後にカレーに載せるので大きめの方が見栄えも良いです。鍋で煮込む野菜は火が通りやすいように、また口当たりを良くするためにも小さめに切ります。
- 鍋に油を入れ、煮込み用の野菜を中火で炒めます。全体的に火が通ってきたら水を入れしばらく煮込みます。
- バーベキューで肉と野菜を焼きます。野菜は焦がさないように注意をしてくださいね。
- 鍋の野菜に火が通って柔らかくなったら、一旦火を止めカレールーを入れます。再度弱火で煮込んだらカレーのできあがりです。ご飯にカレーをかけ、その上にバーベキューで焼いた野菜を盛りつけます。
ポイントは、バーベキューで焼く野菜が半生で焦げないように焼くことです。パプリカやナスといった焦げやすい野菜は焼く前にオイル(オリーブオイルやグレープシードオイル)で表面をコーティングしてから焼いてみてください。火の通りが良くなり、野菜の甘みも凝縮されて美味しくなります。
水を使わないカレーの作り方とコツ
今までキャンプでカレー作りをした人の中には、水の分量が分からずシャバシャバのカレーになってしまった、という失敗体験を持つ人もいるのではないでしょうか。また、水を確保しにくい場所でキャンプをするという人たちもいますよね。
そんな人におすすめなのが、水を使わない無水カレーです。
蓋の付いた鍋やダッチオーブンがあれば本格的な味のカレーが作れます。(フライパンでもできます)
材料:
- 肉(鶏肉がおすすめ)
- 野菜(トマト、玉ねぎ、にんじん、セロリ、キノコ等)
- お好みのスパイス(ニンニク、しょうが、クミンシード、ローリエ、コリアンダー等)
- カレールー
作り方:
- トマトは大きめに、玉ねぎはスライス、他の野菜は一口大に切ります。(トマト缶でも代用可)
- 鍋に油を入れ、焦がさないようにスパイス類を炒めます。焦がしてしまうと風味が無くなってしまうので注意してください。
- すりおろしたニンニク、しょうがを入れ、玉ねぎも入れて炒めます。玉ねぎの色が変わってきたころに鶏肉を入れて更に炒めます。
- 全体的に火が通ったところでトマトを潰しながら鍋に入れます。トマトから水分が出てきたらカレールーを入れてしっかり溶かします。蓋をして40分程煮込んだらできあがります。
ダッチオーブンの場合は、全ての材料を入れて沸騰するまで火にかけ、その後弱火で1時間ほど煮込んでください。最後にカレールーを入れて少し弱火で煮込めば味わい深いまろやかなカレーができます。
無水カレーのポイントは蓋をしっかりして煮込むことです。密閉させることで水分の蒸発を防ぐので蓋の重い鍋やダッチオーブンを使うのがおすすめです。フライパンで無水カレーを作る場合はトマトを多めに入れて焦げ付きに注意しながら作ってくださいね。
まとめ
ここでは3種類のカレーの作り方をご紹介させていただきましたが、材料や作り方によって味が変わってくるのがカレーの良さです。
カレーの材料や分量はある程度ざっくりとでも、おいしくできあがりますので、次のキャンプの時には上のレシピを参考にカレーを作ってみてはいかがでしょうか。