キャンプといえば夏場というイメージがありますが、実は冬のキャンプも楽しいものです。小さなキャンプファイヤーを組んで、そこで暖をとりながら、澄み切った空気のもとで夜空を眺めるという経験もできます。そんな素敵な冬キャンプ、ご飯のメニューにはもちろんのこと、食後には冷えた体をいたわるデザートが欲しいところですよね。この記事では、そんな「冬キャンプ」におすすめのデザートをご紹介します。
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寒い時期のキャンプには、温かいごはんと美味しいデザート
キャンプは屋外で楽しむものです。そのため、周囲の環境の影響を直接受けます。夏の暑さもキャンプでは要注意ですが、冬の寒さもまたキャンパーにとって厳しいものとなるでしょう。そんなとき、温かい食事と、食後に美味しいデザートがあったなら、寒い気温をいっとき忘れることができるでしょう。体だけではなく心まで温まってしまうような、美味しいデザートについて、以下に解説します。
冬のデザートはやっぱり「火を入れた」ものを
デザートというと、ケーキであったりプリンであったりと、日常生活においてはいろいろと思いつきますが、それらの多くは「冷蔵品」で、当然食べれば冷たいものです。しかしどれだけ美味しいデザートであっても、気温の低い屋外で食べたいと思う方は稀でしょう。このようなことから、冬のキャンプでのデザートはやはり「火の入ったもの」がおすすめです。温かいものを口に入れることで、お腹から温まることができますし、また気持ちもぽかぽかと温まってきます。既製品を買っていくのももちろんよいですが、キャンプにおいてはキャンプファイヤーやバーベキューなど火を使うシーンも多いことから、これらを活用して現地で調理するのもおすすめです。
火を入れるデザートにはどのようなものがある?
身の回りの「デザート」と呼ばれるものを見渡してみると、意外と「温かいデザート」というのは思いつかないかもしれません。その多くが冷たいもので、冷蔵庫で保管するようなものが多いためでしょう。しかし、「デザート」とは必ずしも製品化されているものではありません。ほんの一手間で、ただの食材であったものが美味しいデザートに早変わりすることもあります。以下には、そんな「ちょっとした手間」でデザートとして楽しめるものをご紹介していきます。
火を通して甘みも倍増!「焼きリンゴ」
りんごは生で食べる方が多い食材ですが、買ったままのりんごを持っていけば、そのまま「焼きリンゴ」として立派なデザートになってくれます。作り方はかんたんで、中心にある芯をくり抜いて、2~3個に分割できるように輪切りにします。くり抜いた中心の穴にはお砂糖やバターを詰めると、焼き上がりがさらに美味しくなります。これをアルミホイルでつつみ、焚き火台やバーベキューコンロで熱していくだけです。「温めると甘みが増す」のは基本ですが、そのうえお砂糖とバターが溶け出して、まさに「アウトドアなデザート」の出来上がりです。
ちょっとオシャレな気分に!「チョコレートフォンデュ」
お店でチョコレートフォンデュを食べたことがあっても、なかなか自宅ではやらない、という方も多いでしょう。チョコレートをフォンデュできるように溶かしたり、フルーツを用意するのもなかなか面倒です。しかし、キャンプやアウトドアの場面では、ご飯の後の時間はそれほど忙しくはないでしょう。この時間を使って、チョコレートフォンデュにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。やはり人気なのは、定番ですがいちごのフォンデュ。食べすぎてしまうこともあるので、少し多めに持っていくとよいかもしれません。
手近にある材料で本格デザート!「バウムクーヘン」
バウムクーヘンはお店で買うもの、という意識が強いですが、アウトドアの場面で作ってみるのも楽しいデザートです。ホットケーキミックスを使った生地を、アルミホイルを巻いた長い棒に塗りつけ、何度も何度も層を作るように火の上で回していきます。大人数であれば、交代しながら作っていくのも楽しいでしょう。焼き上がったものをみんなで分けて食べることができるのも魅力のひとつですね。
まとめ
冬のキャンプは、とにかく寒さとの戦いです。防寒対策をしっかりすることはもちろんですが、寒さのせいで気持ちまで萎えてしまっては、せっかくの楽しいキャンプが台無しになってしまいます。ぜひこの記事を参考にして、厳しい冬のキャンプに美味しいデザートを用意して、楽しくキャンプの時間を過ごしてくださいね。