目次
夏のキャンプで「さすが!」と言われた服装選びとは?
はじめての夏キャンプは普段通りでいいや、という軽い気持ちで行ったため、蜂に襲われたり服に穴が開いたりで、失敗に終わってしまいました。
今回はそんな失敗を糧に、2回目のキャンプで「さすがキャンプマスター!」と言われた、基礎知識と服装選びのポイントについて紹介していきます!
基礎知識編
服の生地(繊維)について
服の生地選びは徹底してください。火の粉がとんで服に穴があいた程度ならまだ良いものの、大やけどを負う事故も実際にあるため、安全第一で! 試しに、ご自分の服の生地(裏地の白いタグ)を見てみてください。そのうえで、下記の繊維と該当するか確認しましょう。
- 燃えにくい:アクリル、ウール
- すぐには燃え広がらない:ポリエステル、ナイロン
- 燃えやすい:綿、麻、レーヨン
上記の素材が混成された服も多くありますので、アクリルやウール素材の割合が多いほうが無難です。
十分な虫対策を
虫よけスプレーや蚊取り線香があれば大丈夫だと思っていませんか? 実は、「黒や赤、紫、茶、紺」などの濃色は、蜂やアブが寄ってくることがあります。最悪の場合、刺されることも。
そこで、対策として白や明るいオレンジ、黄などの薄くて明るい色を選んでください!
また、万が一刺された場合に備えて、ポイズンリムーバーを携帯しておくとより安心です。事前に行く場所の調査をして、蜂が多そうなら蜂避けスプレーも持っていきましょう。
これだけは必ず持っていこう! 基本編
ここからは、持参すべきアイテムや服について紹介します。
ハット(帽子)
日焼け防止のため、つばが全方向に広がっているものを選びましょう。 また、あご紐のつけ外しができるものがベスト!
選ぶときのポイント:すっぽりかぶれる、フィット感のあるものだとベター。突風などで飛ばされる心配もありません。
半袖シャツ2~3枚
汗をかいたまま放置すると、うまく体温調整の機能が働かず、夜や早朝の寒さで風邪をひくことも。汗をかいたらすぐに交換してください。
選ぶときのポイント:速乾性、吸湿性、涼感性のあるシャツを選びましょう。
長袖シャツ
「夏に長袖!?」と思うかもしれませんが、上記に挙げた種類の半袖シャツを中に着れば実はそこまで暑く感じません。
身を守るための長袖とお考えください。日焼け、虫対策、料理時の油ハネ、早朝・夕方の寒さ対策、転倒時の怪我の軽減など、あらゆることから身を守ってくれるのです。
選ぶときのポイント:半袖シャツと同様。薄手のニットシャツがおススメです!
パンツ
ロングにもハーフにもなる、着脱式の機能性2wayパンツを推奨します! 簡単につけ外しができ、気温に応じたスタイルも可能。
選ぶときのポイント:タイトパンツは蒸れやすいので避けましょう。ジーパンも悪くないですが、新品だと特に汗で色落ちすることもありますので、アウトドアパンツがおススメです!
レインポンチョ
山の天候は不安定。急に雨が降ることもよくありますので、レインポンチョは持参しましょう。おススメは、袖がついているタイプのレインポンチョです。三角、四角型でも良いのですが作業をしにくい点も考慮すると、袖付きは一番機能性が高いといえます。
防水性、通気性に優れたスリッポンタイプのシューズ(靴ひもなし)
テントを張ったあと、そこに荷物を入れますよね。必要なものを取りに行くのに出入りが多くなります。そのときにさっと脱ぎ履きができるシューズだと本当にラク! わざわざ紐を結んだり、かかとを入れるのに片足立ちなどしたりする必要がないので、スリッポンタイプシューズは重宝しますよ!
選ぶときのポイント:靴ひものないタイプを推奨します。また、防水性、通気性に優れた機能があるものだと、山歩きや突然の雨にも対応できます。
夏キャンプファッションをアップデートする最強アイテム 応用編
涼感タオル
水に濡らし軽く絞ったあと、振り回すとひんやりする涼感タオルがおススメ! 脇の下、首などの血液が巡る皮膚が薄いところにしばらく涼感タオルをあてるだけで、体全体が冷えて気持ちが良いですよ。
ショートソックス(足首の滑り止め付)
特に女性用ショートソックスは、靴の中で脱げてしまうもの。滑り止めがついていればストレスフリーです!
レギンス(スパッツ)
ショートパンツやスカートを履く場合、レギンスを持参しましょう! 日焼けと虫対策になります。
まとめ
虫対策と日焼け対策、そして火への対策だけ念頭においてしっかり準備をすれば、夏キャンプをより安全に楽しく過ごすことができます。
回数を重ねるごとに、より奥深さを感じるキャンプ。慣れてきたら、ご自分の知識や好みに合った服装をコーディネートして、最高の夏キャンプをお過ごしくださいね!