キャンプ用薪ストーブの燃焼時間を薪の量以外で変える5つの方法!

キャンプ用薪ストーブの燃焼時間を薪の量以外で変える方法をご存じでしょうか?

石油ストーブやガスストーブであれば、火力を調整することで、燃焼時間を変えることができます。

一般的に薪ストーブは、薪の量で火力を変えています。

やり方としては、薪をくべる量が多いか、少ないかだけです。

では薪の量以外の方法を使って、薪ストーブの燃焼時間を変えることができるのでしょうか。

今回はキャンプ用薪ストーブの燃焼時間を薪の量以外で変える5つの方法についてご紹介します。

キャンプ用薪ストーブの燃焼時間は薪の量以外でも簡単に変えることができる!

一見ただ薪を燃やすだけのキャンプ用薪ストーブですが、薪の量以外の方法を使って燃焼時間を変える方法はあります。

その方法を大きくわけると「薪のサイズ」と「薪の種類」で、燃焼時間を変えることができます。

実は薪ストーブヘビーユーザーの方は「薪のサイズ」と「薪の種類」の違いについてご存じです。

ところが薪ストーブ初心者さまの中には「薪のサイズ」と「薪の種類」の一体どこが、どう違うのかわからない方が大半です。

「薪のサイズ」と「薪の種類」のそれぞれの違いがわかるようになることで、薪ストーブの燃焼時間を自在にコントロールすることができます。

次の章では最初に「薪のサイズ」の違いによる、薪ストーブの燃焼時間を変える方法をご紹介します。

薪のサイズでキャンプ用薪ストーブの燃焼時間を変える3つの方法!

キャンプ用の薪ストーブは、薪のサイズで、燃焼時間を変えることができます。

こちらでは薪のサイズによる燃焼時間を変える3つ方法についてご紹介します。

①長時間燃やすには太薪を使う

薪のサイズでキャンプ用薪ストーブの燃焼時間を変える1つ目の方法が「長時間燃やすには太薪を使う」ことです。

太薪とは直径約10cm以上ある大きめの薪のことです。

太薪は火の通りが遅く、体積も大きいことから、長い時間燃え続けることができます。

一度火がつくと2時間以上は燃え続けます。

長時間じっくりと薪ストーブを燃やしたい時には太薪をお使いください。

②30分程度燃やす時には中薪を使う

薪のサイズでキャンプ用薪ストーブの燃焼時間を変える2つ目の方法が「30分程度燃やす時には中薪を使う」ことです。

中薪とは直径が約3~5cmほどの薪のことです。

中薪は燃えやすいので、約30分ほどで燃え尽きてしまいます。

一般的には太薪に火が付きにくい時に、つなぎの薪として使います。

また30分ほどで消火したい時にもおすすめです。

③5分程度燃やす時には細薪を使う

薪のサイズでキャンプ用薪ストーブの燃焼時間を変える3つ目の方法が「5分程度燃やす時には細薪を使う」ことです。

細薪とは直径約2cm以下の割り箸くらいの薪のことです。

細薪は簡単に火が付きやすいですが、そのかわり5分程度で一瞬で燃え尽きてしまいます。

火を起こす時や、逆に消火を考えている時におすすめです。

以上太薪、中薪、細薪の3種類の直径の薪を使い分けることで、キャンプ用薪ストーブの燃焼時間を変えることができます。

キャンプ用薪ストーブの薪には種類がある!?

ところで薪ストーブに使われている薪には「種類」があることはご存知でしょうか。

薪の種類は、大きく分けると「針葉樹」と「広葉樹」という2つのタイプの樹木からできています。

実は薪ストーブの燃焼時間は「針葉樹」と「広葉樹」の使い方でも変えることができます。

「針葉樹」と「広葉樹」に優劣はない!

薪ストーブに使う薪について、よく議論になるのが「広葉樹」が薪に向いていて「針葉樹」は薪に向いていないという議論です。

実際この議論は正しくありません。

答えは「針葉樹」も「広葉樹」もどちらも薪として使えます。

ただし使うシーンが真逆ということです。

「針葉樹」と「広葉樹」はそれぞれ使うシーンが異なり、使い方によってそれぞれの効果を発揮します。

薪の種類でキャンプ用薪ストーブの燃焼時間を変える2つの方法!

「針葉樹」と「広葉樹」はどちらも薪ストーブの薪として使われます。

ただし使うシーンが真逆で、効果も真逆です。

よって燃焼時間も真逆です。

短時間で一気に燃やしたい時、長期間じっくりと燃やしたい時に分けて、それぞれ使うことで効果を発揮します。

こちらでは「針葉樹」と「広葉樹」の2つの薪の使い方についてご説明します。

①短時間で一気に燃やしたい時は針葉樹を使う

薪の種類でキャンプ用薪ストーブの燃焼時間を変える1つ目の方法が「短時間で一気に燃やしたい時は針葉樹を使う」ことです。

「針葉樹」というのは、杉、ヒノキ、松のように日本でもおなじみの樹木です。

「針葉樹」の特徴は「樹脂(ヤニ)」が豊富だということです。

「樹脂(ヤニ)」は、タールの元です。「樹脂(ヤニ)」が多いということは「油分」が多いということです。

そのため一気に燃え上がります。

短い時間で一気に燃え上がらせたい時には「針葉樹」をおすすめします。

②長時間じっくり燃やしたい時は広葉樹を使う

薪の種類でキャンプ用薪ストーブの燃焼時間を変える2つ目の方法が「長時間じっくり燃やしたい時は広葉樹を使う」ことです。

「広葉樹」は針葉樹と真逆で、密度が高く、火持ちが良いことから長時間じっくり燃やしたい時に向いています。

有名な例では、備長炭の原料になっている樫(カシ)などが「広葉樹」です。

このように「広葉樹」は「炭」の原料になるものが多く、長時間じっくりと時間をかけて暖めることに向いています。

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