キャンプ用薪ストーブを自作で簡単に作る方法をお探しですか?
現在冬キャンプでは、薪ストーブが大ブームです。
ところがデザイン性や機能性が高い薪ストーブになると、コンパクト型でも5万円以上かかります。
となると、おいそれとは薪ストーブを購入できません。
もし可能であれば、薪ストーブを自作することはできるのでしょうか。
今回は自作で簡単にできる キャンプ用薪ストーブの作り方についてご紹介します。
目次
基本的に薪ストーブは焚火台の延長線上にある暖房器具!
いきなり「薪ストーブを自作」といわれても、一体どうやって作って良いのかわかりませんよね。
ところでみなさんは「焚火台(たきびだい)」というものをご存じでしょうか。
焚火台とは、焚火を専用の台の上で行えるキャンプギアのことです。
みなさんは、焚火をやることと、焚火をやれる台を作ることはできるでしょうか。
焚火であれば、河原などで焚き木を集め、ライターで火をつければすぐにできますよね。
焚火をやれる台にしても、火をつけても燃えない金属の皿のようなものを作れば、すぐにできますよね。
このように簡単に焚火台は作ることができます。
焚火台ができれば、薪ストーブを自作することも全く難しくはありません。
基本的に薪ストーブとは、焚火台の延長線上にある暖房器具なんです。
極端にいえば、自宅にあるものだけでも、簡単に薪ストーブを自作することができます。
次の章からは、簡単に薪ストーブを作る流れについてご説明します。
①自作キャンプ用薪ストーブのパーツ
薪ストーブを作るにはパーツが必要になります。
パーツといっても、細かい部品がたくさん必要なわけではなく、部分ごとにまとまったパーツがあれば良いです。
1⃣部分ごとの3つのパーツ
薪ストーブを自作するには、大きく分けて次の3つのパーツが必要になります。
1.薪ストーブ本体
2.脚部
3.煙突部
これらのパーツは専用の既製品をわざわざ買う必要はありません。
自宅の倉庫にあるものや、ホームセンターで格安で売っているものでOKです。
2⃣自作薪ストーブのパーツの3つの条件
ただしパーツには、次の3つの条件が必要になります。
1.耐火性がり、金属製であること
2.穴があけやすい
3.ビスを打つので、ある程度の強度が必要
これら3つの条件を満たすことで、自作薪ストーブのパーツとして使うことができます。
3⃣自作薪ストーブのパーツの具体的な詳細
こちらでは自作薪ストーブに必要なパーツの具体的な詳細についてご説明します。
1.薪ストーブ本体 1個
薪ストーブ本体は、ペンキの空き缶のようなもので良いです。
直径は10~15cmくらいのものが良いです。
実際に使う薪を想定して大きさを決めてください。
2.脚部 4本
脚部は金属製の割りばし大の板があればOKです。
金属ビスを打ち込むので、ある程度強度があるものが望ましいです。
3.煙突部 パイプ1本 パイプ受け1個
パイプは金属製のパイプをお使いください。
長さはご自分でお好みの長さに切断してください。
パイプ受けは、パイプが収まるサイズのモノであればOKです。
4.ビス 金属ビスおおよそ9本以上
ビスは金属ビスをお使いください。
本数は9本以上あれば良いです。
②自作キャンプ用薪ストーブの工具
こちらでは自作キャンプ用薪ストーブの工具についてご説明します。
工具はそれほど多くは必要はありません。
1⃣工具の種類
以下の4つの工具が必要になります。
1.インパクトドライバー
2.金属用ドリル2種類
3.プラスソケット
4.金属ヤスリ
2⃣工具の詳細な説明
こちらでは必要な工具の詳細な説明をさせていただきます。
1.インパクトドライバー
インパクトドライバーは、ホームセンターに売ってる安いものでOKです。
ただしドリルで鉄板に穴をあける作業があるので、パワーがあるインパクトドライバーが必要になります。
2.金属用ドリル2種類
金属用ドリルは2種類必要になります。
1つ目のドリルは、煙突用のパイプサイズの穴をあけるドリルです。
2つ目が金属ビス用の穴をあけるためのドリルです。
穴をあける相手は、ペンキの空き缶と薪ストーブの脚部です。
ドリルの強度は確認されてください。
3.プラスソケット
プラスソケットとは、金属ビスを締める時に、インパクトドライバーに装着して使うプラス型のソケットのことです。
4.金属ヤスリ
金属ヤスリとは、煙突用のパイプサイズの穴をドリルであけた時に、バリ(切り口のギザギザ)を整えるための金属製のヤスリのことです。
③自作キャンプ用薪ストーブの作り方
ここからは実際に、自作キャンプ用薪ストーブの作り方についてご説明させていただきます。
1⃣煙突受け用の寸法をペンキ缶に記入する
最初にやることが、ペンキ缶の底板から、側面を2cmほど上がった場所に、煙突受けを合わせ、油性マジックで、印を付けます。
2⃣ペンキ缶に煙突受け用のビスの穴をあける
次にペンキ缶の煙突受けの印を付けた場所に、煙突受け用のビスの穴をドリルであけます。
煙突受け用のビス穴を、3か所金属用ドリルであけます。
3⃣煙突用の穴をあける
煙突受け用のビス穴があいたら、次に煙突用の穴を、煙突サイズの金属ドリルであけます。
4⃣煙突穴の切り口のバリ取り
煙突用の穴があいたら、切り口がギザギザになっているので、金属ヤスリでギザギザをきれいに整えます。
5⃣煙突受けを固定する
ペンキ缶の煙突受けの3か所のビス穴に、煙突受けを合わせ、金属ビスで固定します。
6⃣脚部を固定
ペンキ缶が、煙突受けが真上にくる位置で、脚部を固定します。
まず脚部の板で「✖(バッテン)」を作り、板が交わった場所にビス用の穴をドリルであけます。
穴があいたら「✖(バッテン)に、ビスを打ち込み固定します。
この時、2脚分一緒に作ります。
次にペンキ缶を、煙突受けが真上にくる位置に合わせます。
「✖(バッテン)」を左右からペンキ缶に合わせ、脚部とペンキ缶に同時にビス用の穴をあけます。
この時、合計4か所あけます。
穴が開いたら4か所に全てをビスどめします。
7⃣煙突を装着したら完成
脚の固定が完了したら、最後に煙突受けに煙突を装着したら完成です。
試しに薪を入れて燃やしてみましょう。
自作した薪ストーブなので、愛着がわきますよ。