冬キャンプで暖まりたい!薪ストーブの煙突の固定の仕方3選!

冬キャンプでの薪ストーブの固定の仕方をお探しですか?

キャンプ用の薪ストーブは、テント内で使うことから、固定の仕方が簡単ではありません。

一般的にテントの屋根よりも、煙突がかなり高くないと、テントの屋根に火の粉を落としてしまい、テントに穴をあけてしまいます。

よって煙突は長くなることで、今度は自力で支えられなくなります。

そのまま放っておくと、強い風が吹いた時には、煙突があおられることで、テントや薪ストーブ本体も巻き添えをくらい、一緒に倒壊してしまいかねません。

では薪ストーブの煙突の固定の仕方は一体どうすれば良いのでしょうか。

今回は薪ストーブの煙突の固定の仕方3選について詳しくご紹介します。

キャンプ用薪ストーブの煙突の倒壊の3つの理由

様々な理由から、薪ストーブの煙突は倒壊します。

一見薪ストーブも煙突も簡単には倒壊しそうに見えませんが、実は意外に簡単に倒壊してしまいます。

こちらではキャンプ用薪ストーブの煙突の倒壊の3つの理由についてご説明します。

①突風による煙突の倒壊

キャンプ用薪ストーブの煙突の倒壊の1つ目の理由が「突風による煙突の倒壊」です。

おおよそキャンプをするような場所は見晴らしがよく、障害物が少なく、風通しの良い場所が多いです。

ただし単に風が強いだけではテントも煙突も、そう簡単には倒壊することはありません。

ところが問題はいきなり訪れる「突風」にあります。

「突風」はいきなり発生して、しかも風圧が強く、一瞬で目の前にあるものを持っていってしまいます。

この「突風」にあうと、煙突は簡単に持っていかれてしまい、倒壊してしまいます。

とにかく「突風」は一瞬の出来事なので、考える余裕すらありません。

②雪による煙突の倒壊

キャンプ用薪ストーブの煙突の倒壊の2つ目の理由が「雪による煙突の倒壊」です。

ほとんどの方は「雪による倒壊があるのか!」と思われるかもしれませんが、これが実際にあります。

ただし雪が直接煙突に積もって倒壊するわけではありません。

雪による煙突の倒壊は、たまたま薪ストーブの火を消して、しばらく買い物や外遊びをしていた時に、雪がテントの屋根に積り、結構な重量になる時に起こります。

この時早めに気づき、雪掻きをして雪をテントの屋根から落とせば問題はありません。

また薪ストーブをテント内で焚きっぱなしにしていれば、テントの屋根付近には暖かい空気が集まっているので、屋根の雪は溶けてしまいます。

ところが薪ストーブを消して、そのまま放置していると、雪が溶けずに積ることから、テントによっては雪の重さに耐えられず、煙突ごと倒壊してしまうのです。

③固定の手抜きによる煙突の倒壊

キャンプ用薪ストーブの煙突の倒壊の3つ目の理由が「固定の手抜きによる煙突の倒壊」です。

こちらもよくある事例ですが、煙突の固定をしてはいても、ペグが十分に地面に刺さっていなかったり、固定した方向がバランスがとれていなかったり、固定具の締めが甘かったりしたことが理由で倒壊してしまうことがあります。

これはテントや薪ストーブの設営が初めての方に起こりやすいことです。

「これくらいやっておけば良いだろう」と思っていると後々大変なことになります。

テントや薪ストーブや煙突の設営が初めての時は、上級者にしっかりと確認をしてもらいましょう。

煙突の固定には十分注意されてください。

薪ストーブの煙突の固定の仕方3選

キャンプ用薪ストーブを設置するには、煙突の固定が重要になります。

薪ストーブの能力をより発揮させようと思うと、煙突は縦にどんどん長くなります。

すると長すぎることと、自身の荷重に耐えられず、傾いたり倒壊してしまうことがあります。

こちらでは薪ストーブの煙突の固定の仕方3選についてご紹介します。

①煙突やぐらを組んで固定する

薪ストーブの煙突の固定の仕方の1つ目が「煙突やぐらを組んで固定する」ことです。

煙突やぐらとは、アルミやステンレスの棒でやぐらを組んだものに、煙突を固定するやり方です。

こちらの固定の仕方は、主に「横引き煙突用」です。

固定の仕方は、横引き煙突の「横と縦が交わる部分」の地面に、杭を4本打ち込みます。

打ち込んだ杭に、アルミやステンレスの棒を固定、棒の何か所に横棒を固定して安定させます。

やぐらが安定したら、煙突のつなぎ目に「2つ割金具」を取り付け、さらに「2つ割金具」にカラビナを取り付けます。

このカラビナにロープをつなぎ、アルミやステンレスの棒に結び付ければ完了です。

「2つ割金具」とは、煙突を形通りに挟み込む金具のことです。

②L字型煙突を鋼製束を使って固定する

薪ストーブの煙突の固定の仕方の2つ目が「L字型煙突を鋼製束を使って固定する」ことです。

L字型煙突とは「横引き煙突」のことです。

固定の仕方は、薪ストーブ本体からでている煙突の「横と縦が交わる部分」に「建築用の鋼製束」をセットして固定します。

これにより、煙突の下がりがなくなります。

次に煙突のつなぎ目に「2つ割金具」を取り付け、さらに「2つ割金具」にカラビナを取り付けます。

このカラビナにロープをつなぎ、地面に刺したペグに固定すれば完了です。

③I字型煙突をロープで固定する

薪ストーブの煙突の固定の仕方の3つ目が「I字型煙突をロープで固定する」ことです。

I字型煙突とは「縦引き煙突」のことです。

こちらの固定の仕方は、薪ストーブの「縦引き煙突」は、縦にまっすぐ伸びているだけなので、煙突のつなぎ目に「2つ割金具」を取り付け、さらに「2つ割金具」にカラビナを取り付けます。

このカラビナにロープをつなぎ、地面に刺したペグに固定すれば完了です。

ただし「縦引き煙突」には1つ注意点があります。

それは「縦引き煙突」は通常テントの中心近くに配置されることが多く、テントが完全に設営されてしまうと「2つ割金具」などが取り付けにくくなることです。

よってテントの設営が完全に終わる前に、煙突を通して「2つ割金具」を取り付け、ロープをつなげる段取りまで終わらせておきましょう。

テントの設営が完了した後に、ロープをペグに固定すると煙突の固定は完了になります。

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