【解説します】キャンプファイヤーの流れとは?

キャンプファイヤーの流れをご存じですか?

キャンプでの一番のクライマックスといえばやっぱり「キャンプファイヤー」ですよね。

ただしこれまで一度もキャンプファイヤーの経験がないと、一体どうやったらよいのかわかりませんよね。

ではキャンプファイヤーは一体どんな流れで進むのでしょうか。

今回はキャンプファイヤーの流れについて詳しくご紹介します。

キャンプファイヤーって一体何?

そもそもキャンプファイヤーとは、一体何かご存じでしょうか?

これまで一度もキャンプファイヤーの経験がない人でも、何となくキャンプファイヤーのイメージはありますよね。

おそらくほとんどの人のキャンプファイヤーのイメージは、キャンプでの夕食の後、広場に集まり薪に火を灯し、立ち昇る炎を前にして楽しいおしゃべりなどをしているイメージではないでしょうか。

ところで、戦後に日本で「キャンプファイヤー」という名前で全国的に広がったものは、アメリカが発祥といわれています。

炎の周りを囲んで、歌を歌ったり、フォークダンスをするスタイルとして、広がっていきました。

また文献などによると、元々のキャンプファイヤーの起源は「儀式的な要素」「仲間との親睦」などを深めるものとして行われていたようです。

ただし、それ以前から「キャンプファイヤー」という名前こそありませんでしたが、世界中で夜間に薪に火を灯し、その炎の前で楽しい時間を過ごすことは行われていました。

現在の日本で行われている「キャンプファイヤー」とは、この「炎の前で楽しい時間を過ごすこと」ではないでしょうか。

今回はキャンプファイヤーとは「炎の前で楽しい時間を過ごすこと」という定義で、キャンプファイヤーの流れについて詳しくご紹介します。

キャンプファイヤーの準備

そもそもキャンプファイヤーの準備とは、一体何をやればよいのかご存じでしょうか?

おそらく「薪」や「ライター」などはすぐに思いつきますよね。

でもその他に何が必要なのかは、よくわかりませんよね。

こちらではキャンプファイヤーの準備について詳しくご紹介します。

①準備するもの

・薪

薪は大、中、小、細枝などいろんなサイズの薪があった方が良いです。下の段から大、中、小と積み上げていきます。細枝は火をつける時に使います。

・軍手

軍手は、薪組みをする時に使います。

・革手袋

革手袋は、実際に火がついてから使います。

・新聞紙

新聞紙は、最初に細枝に火をつける時に燃えやすくするために使います。

・ライター

ライターは、最初に新聞紙に火をつける時に使います。

・灯油

灯油は、火がつきにくい時に使います。わずかに薪にふりかけるだけでも火の立ち上がりが良くなります。

・懐中電灯

夜間になると何も見えないので、必ず懐中電灯などの照明器具は用意した方が良いでしょう。

・火ばさみ

実際に薪や細枝に火がついてから、薪や細枝の位置を変える時に使います。

・スコップ

キャンプファイヤーが終わってから、燃えカスや灰の片付けに使います。

・一輪車

スコップと同じで、キャンプファイヤーが終わってから、燃えカスや灰の移動に使います。

・金属製のバケツ

プラバケツだと、キャンプファイヤーの炎で溶けることから、必ず金属製のバケツを用意してください。

・水

できればキャンプファイヤーを行う時には、水道の近くか、川や池の近くで行った方がよいでしょう。

水道、川、池などが近くになければ、キャンプファイヤーの火を十分に消すことができる量の水を、キャンプファイヤーの近くに用意されてください。

おおよそキャンプファイヤーを始める前には、以上のものをそろえてから始めた方が良いでしょう。

②場所決め

キャンプ場でキャンプファイヤーを行う時には、決められた所定の場所でキャンプファイヤーを行いましょう。

キャンプ場以外の場所でキャンプファイヤーを行う場合には、その場所の管理者に確認を取り、安全を十分に確保できる場所を選びましょう。

③薪組み

キャンプファイヤーの場所が決まったら、次に明るい時間に「薪組み」を始めておきましょう。

「薪組み」の基本は「井型組み」が良いでしょう。

「井型組み」とは、漢字の「井」の字のように薪を組んでいくことです。

また大型のキャンプファイヤーをする時には、薪を「六角組み」や「八角組み」にすることをおすすめします。

さらに薪を大きなものや、長さが長いものを使うと、大型のキャンプファイヤーに対応できます。

④明るいうちに、必要なものをキャンプファイヤーの前に集める

キャンプファイヤーの直前には「①準備するもの」を、全て明るいうちに集めておきましょう。

できれば、暗くなる前には全てそろえておきましょう。

以上で「キャンプファイヤーの準備」は完了です。

キャンプファイヤーの開始

キャンプでの夕食も終わり、周囲が暗くなったら、キャンプファイヤーの周りに集まりましょう。

みんなが集まったら、キャンプファイヤーを開始します。

①準備品の確認

まず最初に「①準備するもの」をもう一度確認しましょう。

②薪に火をつける

続いて、ライターで新聞紙に火をつけて、細枝を少しずつ燃やし、薪に炎が上がるようにしましょう。

どうしても火が途中で消える時には、薪に灯油を適量たらして、もう一度新聞紙に火をつけるところから繰り返してみましょう。

おおよそこれで火が付きます。

火が消えないように誰か一人は専任で火の管理をしてください。

③キャンプファイヤーのスタート

薪に火が付き炎が上がったら、キャンプファイヤーをスタートしましょう。

やり方は様々です。

みんなで歌を歌ってもよし、ダンスを踊ってもよし、告白大会をやってもよし、おしゃべりをするだけでもよしです。

キャンプファイヤーの時はできるだけ「非日常的な時間」を楽しみましょう。

キャンプファイヤーの片付け

キャンプファイヤーが終了したら、消火を始めましょう。

キャンプファイヤーの終了近くから、徐々に火の力を弱めるようにしておきましょう。

また消火は、火に一気に水をかけるのではなく、徐々に水をかけて火の力を弱めていきましょう。

火が見えなくなっても、しばらくの間は誰かが一人残って残り火のチェックをしましょう。

その間に他の人は、スコップと一輪車以外の道具は全てかたずけておきましょう。

消火を確認したらその日はそれで終了です。

翌日明るくなってから、キャンプファイヤーの燃えカスや灰をスコップで一輪車にのせ、指定の灰処理場に捨てに行きましょう。

燃えカスや灰の処理が終わったら、キャンプファイヤーは完全に終了となります。