キャンプ用薪ストーブの煙突の3つの掃除方法!

キャンプ用薪ストーブの煙突の掃除方法をお探しですか?

キャンプ用薪ストーブの煙突は、新品を使ってすぐには問題は起こりません。

ところがワンシーズン使うと、ほぼ間違いなく次のシーズンから問題が起こります。

問題の原因は、煙突内部にこびりついた「タール」によるものです。

一度煙突を撤収する時に、煙突内部を見ると「タール」がべっとりとついています。

ところでこの「タール」はそのままにしていると、排煙の逆流を起こしたり、火災を引き起こすかもしれない厄介者でもあります。

もしも煙突内で「タール」が目立つほどこびりついてきたら、煙突内の掃除をされることをおすすめします。

今回はキャンプ用薪ストーブの煙突の3つの掃除方法について詳しくご紹介します。

キャンプ用薪ストーブの煙突内が汚れる原因

キャンプ用薪ストーブの煙突内は一度でも使うと、ススやタールがこびりつきます。

ところで基本的に薪ストーブというのは、一般的な「焚火」「焚火台」「暖炉」とは仕組みが違います。

「焚火」「焚火台」「暖炉」の3つは、薪を燃やして暖めるという「一次燃焼」のみで、暖める暖房方法です。

そのためススやタールは100%そのままの状態で発生します。

仮にこれらにそのまま煙突をつければ、煙突内にはびっしりとススやタールがこびりつくことになります。

それに対して薪ストーブは、薪を燃やして暖めるという「一次燃焼」と、薪を燃やすことで発生した「煙(ススやタール)」を、もう一度高温の空気を使って燃やす「二次燃焼」が採用されています。

この二段階の燃焼作業により「煙(ススやタール)」を、約70〜80%も削減することに成功しています。

ところが燃料である薪がタール分が多い針葉樹を使っていたり、水分が多かったりするとタールがより発生しやすくなります。

また薪ストーブの燃焼する温度が低かったり、「二次燃焼」の仕組みが上手く機能していないと「ススやタール」が燃焼しないことから、煙突内に付着して汚れの原因になります。

キャンプ用薪ストーブの煙突が汚れると起きる2つのトラブル!

キャンプ用の薪ストーブの煙突は、ワンシーズン使うと間違いなく汚れます。

汚れても煙突内が塞がれずに、排煙が排出できている間は使えます。

ところが煙突内にススやタールが溜まり、煙突が詰まり、限度を超えると大変なことが起こってしまいます。

では一体どんなことが起こるのでしょうか。

こちらではキャンプ用薪ストーブの煙突が汚れると起きる2つのトラブルについてご説明します。

①煙が逆流するようになる

キャンプ用薪ストーブの煙突が汚れると起きる1つ目のトラブルが「煙が逆流するようになる」ことです。

薪ストーブは「二次燃焼方式」を採用していることから、基本的には「ススやタール」の発生は少ないのですが、何らかの理由で発生してしまうと煙突内にこびりつき始めます。

「ススやタール」は煙突にこびりつき、限度を超えると排煙を通さなくなります。

すると煙突を通っていた煙は逆流してしまい、薪ストーブ内部に戻ります。

次に開閉扉の隙間からテント内に入り、テント内は煙が充満してしまい、人が過ごせなくなります。

②煙道火災を起こす

キャンプ用薪ストーブの煙突が汚れると起きる2つ目のトラブルが「煙道火災を起こす」ことです。

薪ストーブ火災は、薪ストーブ本体が原因という火災はほとんど報告されていません。

実は薪ストーブ関係で起こる火災の大半は、煙突が原因で起こる「煙道火災」なのです。

そして「煙道火災」の原因になっているのが「ススやタール」であり、特に「タール」なのです。

タールとは元々「樹脂」でできており、燃えやすい可燃物です。

このタールが煙突内部に付着し、高温で熱せられたり、薪ストーブからの炎が煙突内で立ち昇ると「引火」してしまい、火災につながります。

特にかなりの量のタールが付着していると火災は中々消えてくれません。

キャンプ用薪ストーブの煙突の3つの掃除方法!

キャンプ用薪ストーブの煙突を一度でも使うと、ススやタールがこびりつき、そのことが原因で様々なトラブルが発生します。

安全に薪ストーブを楽しむためには、小まめな煙突掃除をおすすめします。

こちらではキャンプ用薪ストーブの煙突の3つの掃除方法についてご説明します。

①ブラシで落とす

キャンプ用薪ストーブの煙突の掃除方法の1つ目が「ブラシで落とす」ことです。

こちらの掃除方法は、煙突掃除用のブラシとスクレーパーを使って、煙突内にこびりついた「ススやタール」をかき落とす方法です。

かなりごっそりと落ちますよ。

②薬品を使って落とす

キャンプ用薪ストーブの煙突の掃除方法の2つ目が「薬品を使って落とす」ことです。

かなり頑固な煙突内の汚れであれば、ブラシでこすっても落ちません。

そんな時は、ホンマ製作所から発売されている「煙突クリーナー #98 (旧:セーフティーフルー WI-21212)」を使って落としましょう。

使い方は、1週間に1~2回程度、熾き火(炭火)の状態の時に、パウダー(30CC)を燃焼室に入れるだけです。

煙突内のタールが剥がれやすい状態になり、ブラシやスクレーパーでも簡単にはがせやすくなります。

③煙突を焼いて落とす

キャンプ用薪ストーブの煙突の掃除方法の3つ目が「煙突を焼いて落とす」ことです。

この掃除の方法は①と②でもタールがとれなかった時に効果がある方法です。

やり方は広い場所で焚火をして、その焚火の中に煙突を入れます。

煙突が炎で熱せられると、中のタールが溶け出てきます。

タールが完全に落ちたら、中を拭きあげて掃除は完了です。

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