薪ストーブに対応できるテントをお探しですか?
冬キャンプになると、温かい薪ストーブはありがたい存在ですよね。
ところで薪ストーブをテント内で使うと、様々なトラブルが発生してしまうことがあります。
では薪ストーブに対応したテントはないのでしょうか。
今回は薪ストーブ対応テントの選び方の4つのポイントについて詳しくご紹介します。
目次
冬キャンプのテント内で薪ストーブを使う3つの注意点!
冬の寒い時期にテントキャンプをすると、欲しくなるのが薪ストーブです。
ところがテント内で、薪ストーブを使うとメリットも多い半面、多くのデメリットも発生します。
こちらではテント内で薪ストーブを使う上での3つの注意点についてご説明します。
①薪ストーブ本体と煙突に燃えやすいものを近づけない
テント内で薪ストーブを使う注意点の1つ目が「薪ストーブ本体と煙突に燃えやすいものを近づけない」ことです。
注意して使っていれば、薪ストーブは安全な暖房器具です。
ところが薪ストーブを初めて使う人は、わからないことだらけです。
特に用心してほしいのが、薪ストーブ本体と煙突の近くには、絶対に燃えやすいものを近づけないことです。
ちょっと目を離したすきに、燃えやすいものに火が付き、あっという間にテントが全焼してしまうことがあります。
②煙突から降りそそぐ火の粉
テント内で薪ストーブを使う注意点の2つ目が「煙突から降りそそぐ火の粉」です。
こちらはあまり知られていないことですが、薪ストーブで薪を燃やすと、煙突から火の粉が出ています。
そのまま火の粉が上空に舞い上がれば、しばらくすると燃えカスになり、消滅してくれます。
ところが煙突の先とテントとの距離が近く、なおかつ無風の時は火の粉は真下に降りそそぐことから、テントに落ちる場合があります。
問題はポリエステルやナイロン生地などのような燃えやすい素材で造られているテントは、火の粉で簡単に穴があきます。
大きな穴がいくつもあくと、使い物にならなくなることがあります。
火の粉には十分注意しましょう。
③テント内の温度の急激な変化
テント内で薪ストーブを使う注意点の3つ目が「テント内の温度の急激な変化」です。
多くのキャンパーさまのご家庭での暖房は、ほとんどがエアコンではないでしょうか。
エアコンは自分で室温をコントロールすることができます。
ところが薪ストーブの温度調節は難しく、薪ストーブ熟練者でなければ、おそらくはできないでしょう。
よって薪ストーブの使い方がわからず、薪をくべすぎたり、少なすぎたりして、テント内の温度を急激に上げたり、下げたりしてしまうことがあります。
短い時間に何度もテント内の温度が急激に上がったり、下がったりしていると体調を崩す恐れがあります。
十分に注意されてください。
次の章からは薪ストーブ対応テントの選び方の4つのポイントについてご説明します。
薪ストーブ対応テントの選び方の4つのポイント!
冬キャンプに薪ストーブはありがたい存在ですが、利用するには「薪ストーブ対応テント」を選ぶ必要があります。
こちらでは薪ストーブ対応テントの4つのポイントについてご説明します。
①テント内が広い
薪ストーブ対応テントの選び方の1つ目が「テント内が広い」ことです。
基本的にテント内が広くないと、薪ストーブは設置できません。
薪ストーブは、一般的にコンテナボックスくらいの大きさがあるので、小さなテントでは入りません。
また小さなテントの中に、薪ストーブを設置すると導線の邪魔になったり、他の荷物が置けません。
薪ストーブの使用中は、熱を発するので、テントや荷物や人などを薪ストーブから離す必要があります。
これらのことから薪ストーブを使う場合には、内部が広いテントをお使いください。
②煙突穴があるテント
薪ストーブ対応テントの選び方の2つ目が「煙突穴があるテント」です。
薪ストーブの設置には、必ず煙突の設置もセットになります。
煙突があることで、薪ストーブ内から発生する燃焼ガスを、テントの外部に排出してくれます。
もし煙突がないと、薪ストーブから発生した燃焼ガスは、テント内にとどまり続けることになり、健康被害が発生することも考えられます。
そんな時に役に立ってくれるのが「煙突穴があるテント」です。
「煙突穴があるテント」であれば、煙突を出しやすく、雨対策もしっかりとできます。
③燃えにくい素材が使われているテント
薪ストーブ対応テントの選び方の3つ目が「燃えにくい素材が使われているテント」です。
最近のテントは、ポリエステルやナイロン生地などで造られているものがほとんどです。
ポリエステルやナイロン生地は安くて使いやすいですが、「燃えやすい」という欠点があります。
火の粉が触れただけでも簡単に穴が開きます。
薪ストーブを使われる場合には、燃えにくいコットンテントか、燃えにくい素材で造られているテントをお選びください。
④外部の気温に影響を受けにくいテント
薪ストーブ対応テントの選び方の4つ目が「外部の気温に影響を受けにくいテント」です。
ポリエステルやナイロン生地は、燃えやすいという欠点ばかりでなく「外部の気温に影響を受けやすい」という特徴があります。
そのためテント内を薪ストーブで温めても、温かい空気が、テントの表面で冷やされるため「結露」が起こってしまいます。
結果的にテント内も温まりにくくなります。
よって「外部の気温に影響を受けにくいテント」をお選びください。