キャンプ用鍋のすすを落とせるグッズをお探しですか?
キャンプの時、直火で調理をすると鍋がすすで真っ黒になります。
ところが自宅から持ってきた食器洗い洗剤とスポンジで洗っても、スポンジが真っ黒になるだけで、全然すすは落ちません。
では鍋のすすは一体どんなグッズを使えば落ちるのでしょうか。
今回はキャンプ用鍋のすすを落とせるグッズ4選について詳しくご紹介します。
目次
すすとは一体何か?
みなさんは「すす」が一体何かご存じでしょうか?
こちらでは、キャンプの直火で発生しやすい「すす」についてわかりやすくご紹介します。
すすの成分とは?
「すす」の成分の大部分が炭素、それ以外は微量の酸素、窒素、水素です。
よって直火で温めた時に、鍋につく真っ黒な「すす」の正体は、炭素ということになります。
すすが発生する原因とは?
すすが発生する原因を一言でいうと「酸素不足」です。
バーナーの例でご紹介します。
①バーナーから「青い炎」が出ている状態
バーナーから青い炎が出ている状態は「酸素十分」の状態です。
青い炎は「完全燃焼」をしていることを意味します。
青い炎の時に鍋を温めても、鍋の底にはすすはつきません。
②バーナーから「黄色い炎」が出ている状態
バーナーから黄色い炎が出ている状態は「酸素不足」の状態です。
黄色い炎は「不完全燃焼」をしていることを意味します。
黄色い炎の時に鍋を温めると、鍋の底にはすすがつきます。
ガスの燃焼には大量の酸素が必要!
実は家庭用のLPガスには、一切炭素は含まれていません。
LPガスを燃焼させた時に「不完全燃焼」を起こした時に、炭素が発生します。
LPガスの「完全燃焼」には「LPガス・酸素:1・5」となり、LPガス1に対して、約5倍の酸素が必要になります。
これを空気に換算すると、空気中に酸素は約21%含まれているので、LPガスの「完全燃焼」には約25倍以上の空気が必要になります。
実際はそれ以上です。
もしも酸素が何らかの理由で足りなくなると、炭素(すす)が発生します。
キャンプでの調理後、鍋の底にすすがついているということは「酸素不足」が起こっているということです。
しつこいすすをサラリと落とす!キャンプ用鍋のすすを落とせるグッズ4選!
キャンプの時に直火クッキングをした後、鍋の底を見るときっちりと「すす」がついていますよね。
簡単に落ちると思いきや、どんなにゴシゴシ洗っても中々落ちません。
一体どうすれば良いのでしょうか。
こちらではキャンプ用鍋のすすを落とせるグッズ4選についてご紹介します。
①木炭 キャプテンスタッグ オガ備長炭2kg入 M-6737
キャンプ用鍋のすすを落とせるグッズの1つ目が「木炭 キャプテンスタッグ オガ備長炭2kg入 M-6737」です。
木炭(備長炭)は、以前は羽釜のすすとりに使われていたことから、簡単にすすがとれます。
発想的には、油汚れは油剤で落とし、炭素系の汚れは同じ炭素で落とすということです。
②重曹 レック 重曹の激落ちくん 粉末タイプ 1kg
キャンプ用鍋のすすを落とせるグッズの2つ目が「重曹 レック 重曹の激落ちくん 粉末タイプ 1kg」です。
重曹もすす落としには良く使われています。
鍋の素材の中でも、ステンレス製鍋とチタン製鍋に効果があるといわれています。
使い方は、大鍋に65℃以上のお湯に重曹を溶かし、大鍋の中にすすのついたステンレス製鍋を入れ、約20分間沸騰させます。
その後約4時間程放置します。
ステンレス製鍋についたすすを流水で流しながら、スポンジでこするとスルりとすすが落ちてくれます。
③酢 ミツカン 穀物酢 900ml
キャンプ用鍋のすすを落とせるグッズの3つ目が「酢 ミツカン 穀物酢 900ml」です。
酢も重曹と同じ要領です。
大鍋でお湯を沸かし、水1リットルに対して大さじ2杯の酢を入れます。
約20分ほど沸騰させ、約4時間ほど放置すると、すすがスルりと落ちます。
④アルコール ハンドジェル アルコール洗浄タイプ 500ml
キャンプ用鍋のすすを落とせるグッズの4つ目が「アルコール ハンドジェル アルコール洗浄タイプ 500ml 」です。
意外かもしれませんが、すすはアルコールでも落ちます。
やり方は、ボロ布にアルコールを染み込ませ、すすを擦ります。
しばらく放置して、もう一度汚れていない乾いたボロ布で拭き上げると、きれいにすすがとれます。
またしつこいすすには、アンモニア水も効果があります。