キャンプ用薪ストーブの煙突の断熱アイテムをお探しですか?
キャンプ用薪ストーブの件でよく話題になるのが「テントが熱で溶けた」や「テントが熱で燃えてしまった」という話です。
それらをよくよく聞いてみると、薪ストーブの煙突の断熱がされていなかったということが多く聞かれます。
ではキャンプ用の薪ストーブの煙突の断熱アイテムには一体どのようなものがあるのでしょうか。
今回はキャンプ用薪ストーブの煙突の断熱アイテム3選について詳しくご紹介します。
目次
冬キャンプ火災は薪ストーブ本体よりも煙突が絡んだ火災が多い!
一般的なイメージでは、冬キャンプで起こる「火災」は、薪ストーブ本体が原因で起こった火災が多いようなイメージではないでしょうか。
ところが実際は、薪ストーブ本体が原因で起こった火災はほとんど報告されていません。
冬キャンプでの火災の原因のほとんどは、薪ストーブ本体ではなく煙突の方です。
では一体なぜ煙突が火災の原因になるのでしょうか。
こちらでは薪ストーブの煙突で火災が起こる3つの事柄についてご紹介します。
①小型薪ストーブでも煙突の中は火柱が立ち昇っている!
キャンプ用薪ストーブ初心者の方は、おそらく薪ストーブ本体が起こすであろう火災には警戒されていることでしょう。
ところが薪ストーブ本体は、意外に安全な暖房器具なのです。
基本的に本体から炎が燃えだすことがありません。
むしろ警戒すべきは、ノーマークの煙突の方です。
これは実際に薪ストーブに煙突をつけずに燃焼されてみるとわかります。
煙突をつけずに燃焼すると、薪ストーブ本体の煙突口から、火柱が驚くほど高く立ち昇ります。
初めて見られる方はびっくりするほどです。
煙突の中は、煙も立ち昇っていますが、火柱も高く立ち昇っている状態なのです。
②小型薪ストーブの煙突の中は110~150度くらいの高温!
実は小型の薪ストーブでも、最大に燃焼している時には、本体は約300度以上に達しています。
また薪ストーブ本体と煙突のつなぎ目が半分の150度くらい、煙突の先端でされ110度位もあるのです。
この110~150度くらいの熱は、ポリエステル製のテントやナイロン製のテントであれば、簡単に溶かしてしまうほどの温度なのです。
また一般的に燃えにくいといわれているコットン製のテントでさえも、煙突に長時間触れているとやはり燃えてしまいます。
それほど薪ストーブの煙突は高温を発して、火災の危険があるモノなのです。
③直接煙突に触れていなくても火災が起こることもある!
消防庁消防大学校消防研究センターによると「木材が自然発火する温度は450度程度」と言われています。
ところで意外に思われるかもしれませんが、薪ストーブ本体や煙突に、テントが直接触れていなくても、溶けてしまったり、燃えてしまうこともあります。
また板で作られた木製のテント除けでさえも、炎が上がってしまったという事例が報告されています。
これは煙突とは直接触れていなくても、長時間煙突の熱にさらされたことにより、木材である板が「炭化」してしまったからです。
ちなみに「炭化」とは、文字通り「炭(すみ)になった」ということです。
一度「炭化」してしまった木製のテント除けは、その後煙突に直接触れていなくても、低い温度で加熱した状態になり、発火してしまうおそれがあります。
それほど薪ストーブの煙突は、そのままの状態では危険なモノなのです。
次の章からキャンプ用薪ストーブの煙突の断熱アイテムについてご紹介します。
キャンプ用薪ストーブの煙突の断熱アイテム3つ!
前章でご説明したように、キャンプ用薪ストーブの煙突は、そのままの状態で使っていると「テントの溶け」や「テントの燃え」を起こしてしまうこともあります。
よってテントを、煙突の熱から守るためのアイテムが必要になります。
こちらではキャンプ用薪ストーブの煙突の断熱アイテム3つについてご紹介します。
①tent-Mark DESIGNS ウッドストーブ S・M・L 兼用 煙突プロテクター
キャンプ用薪ストーブの煙突の断熱アイテムの1つ目が「tent-Mark DESIGNS ウッドストーブ S・M・L 兼用 煙突プロテクター」です。
こちらの煙突プロテクターは、日本のアウトドアブランド テンマクデザイン製です。
また推奨の薪ストーブは、テンマクデザイン製のウッドストーブです。
特徴は取り付けが非常に簡単で、上下3か所ずつネジを締めるだけです。
煙突プロテクターの表面は「縦横目地」のメッシュになっており、熱がこもりにくい設計が採用されています。
②笑’s・焚き火の箱専用 煙突専用カバー SHO-0018
キャンプ用薪ストーブの煙突の断熱アイテムの2つ目が「笑’s・焚き火の箱専用 煙突専用カバー SHO-0018」です。
こちらは、笑’s製の煙突専用カバーです。
こちらの煙突専用カバーは、元々は円柱形ではありません。
デフォルトは、平板の状態から送られてきます。
キャンプ場で煙突を連結する時に円柱形に作り上げます。
簡単に円柱形に作ることができますよ。
よって既製品ではなく、手作りの煙突専用カバーをつけたい人に向いています。
また持ち帰る時には、平版に戻るので他の荷物の邪魔になりませんよ。
③自作煙突ガード
キャンプ用薪ストーブの煙突の断熱アイテムの3つ目が「自作煙突ガード」です。
こちらはホームセンターで売られているメッシュ製の傘立てを利用して、煙突ガードを自作するというものです。
作り方は非常に簡単です。
最初にメッシュ製の傘立ての底面をくりぬきます。
次にボルトを8本、ナットを16個用意します。
メッシュ製の傘立の上部に、ボルト4本、ナット8個、下部にボルト4本、ナット8個ずつ使います。
ボルトの頭をメッシュの内側に入れて、2個のナットでメッシュを挟み込み固定します。
上下8か所をボルトの頭で、煙突の表面に固定すると完成です。
できるだけ傘立ての幅が広いほど、よりテントと煙突の隙間が広がるので安全ですよ。
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