キャンプに関心を持つ人は、年々増えてきています。熟練キャンパーさんであれば、キャンプに必要な装備や服装など、一通り判断がつきますし、買い揃えているという方もいるでしょう。しかし、キャンプに関心を持ち始めたばかりの方がキャンプフェスに参加するときには、どんな服装で参加すればいいのか?など、不安も多くあるでしょう。この記事ではあ、そんな「キャンプフェス初参加」の人に向けて、キャンプフェスでの服装の選び方や注意点について解説していきます。キャンプフェスに参加を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
そもそもキャンプフェスって?
フェスというと、「野外フェス」=音楽フェスを思い浮かべるという方が多いかもしれません。キャンプフェスというと、その認識にキャンプの要素を追加したものと考えるとイメージしやすいでしょう。野外で音楽を楽しみながら、アウトドアの要素も同時に楽しめてしまうという、オトクなイベントがキャンプフェスなのです。もちろん、一般的にキャンプに用いる道具やアウトドアツールがこのキャンプフェスで大活躍することは、言うまでもありません。
キャンプフェスとアウトドアとの共通点
アウトドアの本文はやはり野外で行うアクティビティであることです。これはもちろんキャンプがその概念に含まれるわけですが、音楽の祭典である「フェス」とは、一見関わりが薄いように思われます。しかしながら、実はこの両者は、意外にも非常に相性がよいのです。というのも、フェスの場面というのは基本的に屋外であり、かつ長時間、場合によっては丸一日や数日間通して行われるものも珍しくありません。付近のホテルを取ってフェスを楽しむ方も少なくありませんが、テントやアウトドア装備を用意してフェスに参加するのは、フェスを最高の状態で楽しむためにはうってつけなのです。中でも、テントやキャンプ用の調理器具などは知識やそれなりの予算が必要ですが、キャンプ用の服装などは、初心者でも取り入れやすいものといえます。
キャンプフェスで大活躍する、キャンプ用の服装とは?
キャンプフェスのように、屋外に出て楽しむ場面においては、外の天候変化が直接、自分の身体に影響してきます。同様の条件で自然環境にさらされるキャンプというアクティビティで使用される服は、このようなフェスの場面でも大いに活躍するものです。以下には、キャンプフェスでの服装の注意点と、アウトドア用の服の活用例をご紹介していきます。
気温・天候変化にウィンドブレーカーは常備しておく
アウトドアの場面では、それこそ天候変化や気温変化は場合によっては命取りとなります。特に、春秋・朝晩など急激に温度が低下したり、突然天候が荒れたりすると、ときには生命に危険が及ぶ可能性すらあります。このような場面でキャンパーが活用するのは、やはりウィンドブレーカーです。冬山での防寒に役立つほどの性能はありませんが、一時的な雨風や気温変化を防ぐためには大きな活躍をしてくれます。にわか雨や突然の強風などにもさっと羽織れば、急激に体温を奪われることなく凌ぐことができます。また、参加するときに着ていなくても、バッグなどに入れておけばそれほど嵩張らないということも嬉しいポイントといえます。
意外と忘れがちな下半身の冷え対策!
「寒さに備えて厚着をしよう」と思ったとき、多くの方は上半身を厚着します。たとえば中にヒートテックなどの暖かさを保つインナーを着るなどといった対策はごく一般的であり、またそのような対策をすることで、少なくとも準備段階においては「暖かい!」と感じることができるのです。しかしながら、本格的に気温が下がったときに寒さを感じるのは、下半身も同じです。というよりも、むしろ下半身については寒さへの対策がおろそかになって、より強く寒さを感じてしまうことになるでしょう。もちろん、着ていくボトムスの内側にもう一枚ボトムスを重ね履きするとか、女性であれば厚手のタイツを履いていくといった対策も行うべきなのですが、春・秋など日が出ていない時間に深刻な冷え込みが予想される場合には、それだけではなくキャンプ用・アウトドア用のボトムスを使うという手もあります。アウトドア用となると、基本的にはカーゴパンツなどの装備がメインではありますが、近年のアウトドアメーカーのアイテムは、ビジュアル・デザインにも気を配っており、街中で活動するときでも遠慮なく着こなせるデザインのアイテムも珍しくありません。「フェスであって、キャンプや山登りではないから…」と気後れすることなく、必要なアイテムは迷わず活用したほうが、結果的に後悔のないフェスとなるでしょう。
インナーの選び方もキャンプを参考に!
アウトドアなど暖かさを重視する場面では、インナーも非常に重要な要素のひとつとなります。朝晩や夜間の冷え込みが厳しい季節のキャンプでは、しばしばヒートテックなどのインナーが使われますが、これもよい選択です。一方、フェスが開催される季節は春・秋だけとは限りません。たとえば真夏のフェスなどでは、ヒートテックを着ていけばもちろん暑いですし、インナーであることから着替えも容易ではありません。季節にあわせたインナーを選ぶことはもちろんのこと、汗をかいたときに不快感を軽減し、また汗がなかなか乾かないことによって余計に体温を奪われたりしないよう、速乾タイプのものを選んだり、暑い時期のフェスであれば通気性のよいインナーをチョイスするなどの工夫を凝らすのがよいでしょう。
まとめ
キャンプフェスに参加したことのない人にとっては、キャンプフェスにはどのような服装で臨むべきなのか、まったく見当がつかないという方もいるでしょう。重要なのは、その時期にどのような気温変化が見られるのかをしっかりと把握しておくこと、そして、長時間野外で活動するのだということを忘れないようにしておくことです。そうすることで、野外フェスに参加してから服装で後悔するような事態は避けられるでしょう。