あなたはアウトドアブランドのロゴマークの意味や由来をご存じですか?
アウトドア ブランドには、ブランドのコンセプトを直観的に理解できるように「ロゴマーク」が採用されています。
それぞれにアウトドア ブランドの熱いメッセージが込められています。
ではアウトドア ブランドの ロゴマークには一体どんな意味や由来があるのでしょうか。
今回はアウトドア ブランドのロゴマークの意味や由来6選について詳しくご紹介します。
目次
アウトドア ブランド ロゴマーク① パタゴニア(Patagonia)
パタゴニアのロゴマークは、山脈のシルエットに「Patagonia」と表記されています。
「パタゴニア」のロゴマークの山脈のシルエットは、南米アルゼンチンのパタゴニア地方の「フィッツロイ」という山がモチーフになっているといわれています。
「パタゴニア」という名称が採用された一番の理由は「パタゴニア」が世界中で発音しやすい言葉だったからといわれています。
またロゴマークには「地図には載っていないような遠隔地」「氷河に覆われた山岳、ガウチョ、コンドルが飛び交う幻想的な風景」などがイメージされているといわれています。
どことなくですが「パタゴニア」のロゴマークは「黄昏時」の風景に見えますよね。
アウトドア ブランド ロゴマーク② ノースフェイス(THE NORTH FACE)
ノースフェイスのロゴマークは、赤地の正方形に「THE NORTH FACE」と「3本のライン」の白抜きになっています。
「THE NORTH FACE」のロゴマークには、次の2つの意味があります。
1つ目は「ヨーロッパアルプスの難壁であるアイガーの北壁」、2つ目は「山の征服が困難なルートのこと」を「THE NORTH FACE」と呼ぶそうです。
次に「3本のライン」にも2つの意味が込められています。
1つ目はアメリカのカリフォルニア州のヨセミテ国立公園のシンボルマークである「ハーフドームがモチーフになったもの」、2つ目は世界三大北壁「スイスのアイガー北壁」「マッターホルン北壁」「フランスのグランジョラス北壁」の3つを表しています。
まとめると「THE NORTH FACE」のロゴマークは「過酷な山の北壁」という意味から採用されています。
アウトドア ブランド ロゴマーク③ マムート(MAMMUT)
黒枠と赤のサークルに、右向きのマンモスのロゴマークで描かれているのがマムートです。
マムートは、ヨーロッパのスイスが発祥で、創業約150年を数える歴史あるアウトドア ブランドです。
日本の歴史にすると、幕末から明治頃に創業しています。
ロゴマークのマムートとは、まさしくマンモスの一種です。
マンモス科の標準属、絶滅属のマストドン類で、学名が「マンムト」と呼ぶことから「マムート」と呼ばれるようになります。
またマムートを採用した理由は、当時のメインのビジネスが「クライミングロープ」の製作だったことから、マンモスのように「力強いメーカーになって欲しい」という願いを込めて名付けられました。
アウトドア ブランド ロゴマーク④ コロンビア(Columbia)
コロンビアのロゴマークは、青地の長方形に「Columbia」の文字が入った物です。
コロンビアの創業者はポール・ラムフロムさんというドイツ人です。
ポール・ラムフロムさんは、元々ドイツで縫製工場を経営していました。
ところが1938年に一家でアメリカのオレゴン州へ移り住みます。
移住先でポール・ラムフロムさんは、小さな帽子問屋の権利を買います。
その会社のすぐ近くの流れていたのが、社名の由来にもなっている「コロンビア川」です。
ロゴマークの青地は「コロンビア川」の川の色を表し「Columbia」の文字の左にあるのは「縫製品」を表していると思われます。
ポール・ラムフロムさんは、小さな帽子問屋を「コロンビアハットカンパニー」と名付けます。
その後スキーグローブ会社コロンビアマニファクチャリングカンパニーとの合併を機に、現在の社名である「コロンビアスポーツウェアカンパニー」になります。
アウトドア ブランド ロゴマーク⑤ ロゴス (LOGOS)
ロゴスのロゴマークといえば「緑色のカエデ(メイプルリーフ)」でおなじみですよね。
ほとんどの方はロゴスは外国のブランドで、おそらくはカナダのアウトドアブランドと思われていることでしょう。
ところがどっこい、ロゴスは日本のアウトドア ブランドなんです。
しかも大阪生まれで、創業は1928年と戦前に創業している老舗なんです。
現在の「ロゴス」のイメージと全然違いますよね。
ロゴスのロゴマークの「緑色のカエデ(メイプルリーフ)」は、メイプルリーフの葉脈のように世界中に広がっていくことと、野外と人をつなぐブランドでありたいということから採用されています。
アウトドア ブランド ロゴマーク⑥ モンベル(mont・bell)
現在モンベルには「mont・bell」と書かれているロゴマークが採用されています。
ただし実際は「mont・bell」をカスタマイズしたものが数種類使用されています。
「mont・bell」は、一般にはフランス語で「美しい山」といわれています。
ところが本物のフランス人の話では、「mont・bell」は、フランス語ではないそうです。
おそらく造語だと思われます。
モンベルのホームページにもロゴの意味は書いてないので「mont・bell」に関しては謎です。