山と川と琵琶湖に恵まれて、四季折々の自然の魅力が身近に感じることができる滋賀には個性的で魅力たっぷりのアウトドアショップがいくつもあります。特に東西南北で全く異なる顔を持つ山々に囲まれているため、各地でその楽しみ方も違っており、その地域ならではの遊び方に必要な道具や知識なんかもあります。夏は河川の上流部でキャンプ、冬は雪深い山に入ってウィンタースポーツと、滋賀のアウトドアを目一杯楽しむためのアイテムを取り揃えるショップをご紹介します。
BURN FREELY(バーン フリーリー)
滋賀の中央部、東近江市五個荘にある本格的アウトドアギア専門店です。2018年の9月にオープンしたばかりの新しいお店ですが、広い倉庫のような店内にはなかなか一般には見慣れないようなアイテムがたくさんあります。まだそれほど本格的にアウトドアにハマっていない人が行っても、思わずわくわくしてしまうこと必至です。店主さんはオフロードカーのカスタムショップもされているので、男心をくすぐるガシェットの数々の品ぞろえは、アウトドア雑誌「BE-PAL」の表紙を飾ったほどです。店名は「火を楽しむ」「自由に燃やそう」というコンセプトでつけられたそうで、家族で火を囲んで団らんを楽しむも良し、ソロキャンプで焚火を眺めながら物思いにふける良し。そんな暖かな風景を想像させてくれる魅力的なお店です。
TOPPIN OUTDOOR&TRAVEL(トッピン アウトドア&トラベル)
大津市北部の湖西地域、比良山系の麓にある遊び心溢れる雰囲気のお店です。お店のあるあたり一帯が別荘地のような地域で、ペンションのような外観に薪が積み重なった店先と雰囲気抜群です。店主さんはなんと飛行機を使わず6年かけて世界一周を果たした末にこのお店をオープンされて、もうその話を聞いただけで一度は行ってみたくなります。世界一周の旅のお話の他、湖西ならではのアウトドアの遊び方など気さくに話していただける店主さんが選りすぐったアイテムが店内には所狭しと置かれています。お店の裏はすぐに比良山系の山々が連なっているので、購入したアイテムをもってすぐに山に入ることもできます。また、店主さんは日曜の夜には近くのクライミングクラブでクライミング教室も開催されています。圧巻の15m人工壁を前に初心者の方は足がすくんでしまいそうですが、これまで世界中の山を経験されてきた店主さんが丁寧に指導してくれます。壁の頂点から見下ろす琵琶湖の風景をぜひ楽しみに行ってみてはいかがですか。
登山用品店 あるむ
大津市のJR石山駅から徒歩で10分程度の利便性の良い場所にある登山用品のお店です。前述のお店たちとは違って、こちらのお店はけっこう長年(正確にはわかりませんが、筆者の感覚では15年以上前から)営業されている老舗のショップです。筆者が一番最初に登山靴を購入したのがこのお店だったのですが、初心者にも丁寧に道具の説明をしていただいてとてもお世話になりました。石山は湖南アルプスへ向かうバスの発着駅でもあり、登山ガイドの紹介などにも対応してくださいます。山スキーなどやっぱり登山に関するアイテムが充実しているように思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。滋賀は四方を山に囲まれており、それぞれが登山の名所になっています。今回紹介したお店は、東は湖東三山、西は比良山系、南は湖南アルプスの玄関口となる場所で営んでおられる方々なので、その地域の山や自然を知り尽くした店主たちが思い思いのアイテムや楽しみ方を教えてくれることでしょう。私のようなアウトドア初心者でも親しみのあるお店ばかりなので、ご興味を持っていただけたらぜひ立ち寄っていただいて、そして滋賀の大自然を思う存分堪能していってください。