キャンプ場というものは、有料なのが普通です。
キャンプのサービスを受ける対価の支払は当然だと、このことに疑問を持たない人も多いでしょう。 ですが探せば、無料のキャンプ場も存在します。
無料のキャンプ場のような施設ではなくても、キャンプをしても咎められないという場所もあります。 今回は、神奈川県の無料キャンプができるスポットをご紹介します。
無料である以上、キャンプ装備は自分で用意しておくのが基本です。 ゴミももちろん持って帰りましょう。
無料キャンプ場をどんどん減らしていっている最大の問題は、悪質キャンパーにより不法投棄されたゴミです。 せっかくの無料キャンプ場をなくさないように、マナーには気を付けたいものです。
泉の森ふれあいキャンプ場(日帰り施設)
神奈川県の無料キャンプ場といえば、まずこちら。 デイキャンプ専門なので宿泊はできませんが、バーベキューを楽しみに多くの人が集まります。
引地川の源流、市民の憩いの場である広大な泉の森の一角にあり、大和厚木バイパスの下り側道に入口があります。車の場合、入口はこちらだけです。
炊事用品、バーベキュー用品も無料で貸し出してくれます。清掃したうえで返却しましょう。
ゴミは基本持ち帰りが必要ですが、ゴミ2袋まで、有料(500円)で回収してもらえます。
予約可能で、当日でも空いていれば利用できますが、公式サイトにも3月から11月の休日は大変混雑しているので、当日利用は困難と書かれています。
雨が降っている場合は利用不可ですが、途中から降りだした場合、1,000円でタープの貸出しもあります。
大和市内では、他に「引地台公園」でもバーベキューが楽しめますが、こちらは食材を揃えていった場合でも有料となっています。
稲城ふれあいの森(日帰り施設)
稲城市は東京都ですが、多摩川の南岸であり、神奈川県民にもおなじみでしょう。
無料のデイキャンプ場、稲城ふれあいの森は都県境にあり、400メートル進めば川崎市です。最寄り駅も川崎市の若葉台です(徒歩25分)。
基本的には小中学校等の団体向けのために一般開放時期は限られていて、3月中旬から6月、10月と11月の土日祝日のみです。予約は不要です。
宿泊はできません。 テントやタープの持ち込み、飲酒など禁止事項の多いキャンプ場ですが、ルールをしっかり守ればバーベキューも楽しめます。 飲料水以外、用具は貸してもらえます。
田浦青少年自然の家(デイキャンプに限り無料)
こちらのキャンプ場は基本有料ですが、デイキャンプに限って無料となっています。 横須賀市の山中、梅の時期にはよく知られる田浦梅の里のさらに上にあります。
駐車場がないので、JR横須賀線田浦駅から30分など、徒歩で行くキャンプ場です。 飯盒炊爨の道具は貸してもらえます。バーベキューも可能。 青少年自然の家ですので、利用者には子供が含まれている必要があります。
田代運動公園河川敷
厚木市から中津川を宮ヶ瀬湖のほうへ登っていく途中、愛川町に、田代運動公園があります。 こちらの河川敷は、キャンプ場ではないのですがキャンプをする人が多く見られます。
直接クルマを乗り入れられるので助かります。 河川敷には桜の木が植えられていて、お花見時期のバーベキューは大変な人気。 夏は水遊びもできます。
キャンプ用の設備はなにもありませんが、運動公園のお手洗が使えるのはメリットです。 水汲み禁止なので、飲料水は用意していきましょう。
田浦運動公園にはプールもあります。
中津川の対岸には、「フィッシングフィールド中津川」があり、釣りを楽しむのもいいでしょう。ニジマスを持って帰ればキャンプの楽しみも大きくなります。