キャンプ用薪ストーブが面倒だということはご存じでしょうか?
ところで 一度冬キャンプで、薪ストーブの使い心地を知ると 手放せなくなりますよね。
実際 薪ストーブがテントの中にあるだけで、テント内が締り、カッコいいキャンプをしている気分になれます。
それほど薪ストーブは 冬キャンプでのキャンパーさまたちの心をつかんでいます。
ところで あるとカッコいい薪ストーブですが、面倒な点はないのでしょう。
今回はキャンプ用薪ストーブが面倒な7つの理由について詳しくご紹介します。
目次
キャンプ用 薪ストーブは暖房器具の中では一番面倒!
キャンプ用薪ストーブは 冬キャンプでは欠かせない暖房器具です。
ところが石油ストーブなどとは違い、単にテント内を暖めることだけが目的のキャンプギアではありません。
実はキャンパーさまが、わざわざ薪ストーブを使う理由は「カッコいい」からなんです。
テント中に 薪ストーブがあるだけで はっきりいって「映え」ます。
薪ストーブはキャンプでは インテリアの一つとして、最高のキャンプギアでもあります。
ところが「カッコよく」「最高のキャンプギア」である薪ストーブですが、暖房器具の中では とにかく一番面倒な暖房器具なのです。
キャンプ用薪ストーブが面倒な7つの理由!
キャンプ用薪ストーブは、パッと見は一般的なストーブに見えます。
ところが実際に使ってみると、石油ストーブなどと比べると かなり面倒な暖房器具なんです。
こちらではキャンプ用薪ストーブが面倒な7つの理由についてご説明させていただきます。
①初期費用が結構かかる
キャンプ用薪ストーブが面倒な1つ目の理由が「初期費用が結構かかる」ことです。
キャンプ用薪ストーブをテント内で使うとなると 必ず「本体+煙突」をセットで購入する必要があります。
「本体+煙突」のセットになると、最低でも石油ストーブよりも割高になります。
そのため初期費用が結構かかる点を考えて、薪ストーブではなく石油ストーブを選ばれる人もいらっしゃいます。
特にデザインや性能が良い薪ストーブになると、一般的な石油ストーブの数倍のお値段になるものもあります。
②薪代が結構かかる
キャンプ用薪ストーブが面倒な2つ目の理由が「薪代が結構かかる」ことです。
薪ストーブを使うには、当然燃料である薪が必要になります。
ホームセンターなどには、一見お安く売ってあります。
ところがホームセンターに売ってある薪は、ほぼ100%「針葉樹」です。
針葉樹は火の勢いは強い薪ですが、その代わり一瞬で燃え尽きてしまいます。
そのため結構な本数を持って行かないと、長時間テント内を暖めることができません。
よって結果的には 薪代が結構かかってしまうことになります。
③設置の手間がかかる
キャンプ用薪ストーブが面倒な3つ目の理由が「設置の手間がかかる」ことです。
薪ストーブの設置は非常に面倒です。
基本的に薪ストーブは、足場がよい場所に設置する必要があります。傾斜地やデコボコ地に設置すると 火災や煙の逆流を起こす心配があります。
また本体設置後には、煙突の設置と固定という作業もあります。
石油ストーブのように、置いてスイッチを入れたら、すぐに暖かくなる 手間いらずな暖房器具とは全く別物なのです。
④夜中も暖かくするなら 寝らずに薪をくべ続ける必要がある
キャンプ用薪ストーブが面倒な4つ目の理由が「夜中も暖かくするなら 寝らずに薪をくべ続ける必要がある」ことです。
石油ストーブは、1回満タンにすれば、つけっぱなしでも 2~3日はもってくれます。
ところが薪ストーブは、最後に薪を投入してから2~3時間後には 次の新しい薪をくべないと、薪が燃焼してしまい、灰になってしまいます。
そのためテント内を夜中でも暖め続けたいならば、例え夜中でも2~3時間に1回は起きて薪をくべ続けなければなりません。
⑤煙突の熱による火災に注意する必要がある
キャンプ用薪ストーブが面倒な5つ目の理由が「煙突の熱による火災に注意する必要がある」ことです。
キャンプ用薪ストーブの煙突は高温を発しています。
そのためテントや荷物が 煙突に長時間触れ続けたり、あたり続けると火災を引き起こすことがあります。
よって煙突ガードを付けたり、煙突用の簡易キットなどを付けて、火災に注意しなければなりません。
⑥後片付けが手間がかかる
キャンプ用薪ストーブが面倒な6つ目の理由が「後片付けが手間がかかる」ことです。
薪ストーブの後片付けほど面倒なものはありません。
まず薪の火が消えるまで、待ち続けなければなりません。
その後に ようやく煙突解体、燃焼室から灰を抜き、煙突を燃焼室内に入れて、まとめて持ち運びやすくしなければなりません。
⑦メンテナンスをしなければならない
キャンプ用薪ストーブが面倒な7つ目の理由が「メンテナンスをしなければならない」ことです。
薪ストーブのメンテナンスとは、主に煙突内です。
煙突内には、ススやタールがこびりついています。
使用数回につき、1回はススやタールを落とさなくてはなりません。
もしそのままにしていると、火災や煙の逆流を引き起こす可能性があります。
このようにキャンプ用薪ストーブには、非常に面倒な面があります。
ただし面倒な手間がかかることで、薪ストーブに対して愛着がわき、やがて手間をかけること自体が喜びに変わります。
薪ストーブはある意味 奥が深い趣味のようなものです。
みなさんもぜひ薪ストーブを趣味の一つとして 楽しんでみてはいかがでしょうか。