キャンプで欠かせないものに「焚き火」がありますよね。
ところで焚き火は一見簡単そうに見えますが、意外に難しいところがあります。
実際キャンプ場でやってみると、火がつかなかったり、一度ついてもすぐに消えてしまったりと、中々キャンパーさまの思い通りにいかない存在です。
では焚き火は一体どうすれば上手くできるのでしょうか。
今回はキャンプで焚き火を絶対に失敗しない5つのポイントについてわかりやすくご紹介します。
①焚き火がOKな場所で行う
キャンプで焚き火を絶対に失敗しない1つ目のポイントが「焚き火がOKな場所で行う」ことです。
当然の話ですが、焚き火は許可されている場所で行いましょう。
そもそもNGな場所で行うと、様々なトラブルが起こることがあります。
草地や樹木を燃やしてしまったり、近隣のテントに迷惑をかけたりします。
最悪の場合、出入り禁止や警察に通報されることがあります。
また、焚き火がNGな場所で焚き火をしても、心から楽しむことができません。
キャンプ場の許可が下りている場所で行いましょう。
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②焚き火に必要な道具を用意する
キャンプで焚き火を絶対に失敗しない2つ目のポイントが「焚き火に必要な道具を用意する」ことです。
焚き火をするには、焚き火用の道具が必要になります。
場合によっては、道具が1つ欠けていることで、円滑に焚き火ができなくなることがあります。
焚き火を始める前には、必ず道具を確認してから始めましょう。
主に焚き火に必要な道具は以下の7つです。(燃料は別)
①柄が長いライター
②火おこし用の紙
③耐火グローブ
④火ばさみ・トング
⑤焚き火台
⑥着火剤
⑦火消し壺
これらのいずれが不足しても、焚き火は上手くいきません。
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③種類の異なる2種類の薪を用意する
キャンプで焚き火を絶対に失敗しない3つ目のポイントが「種類の異なる2種類の薪を用意する」ことです。
一般的にキャンプの焚き火での燃料は「薪」を使います。
実際、薪次第で焚き火の成功が決まるといっても過言ではありません。
ところで、薪を大きく分けると次の2種類に分かれます。
1つはマツ、スギ、ヒノキなどの針葉樹、もう1つはナラやブナなどの広葉樹です。
針葉樹と広葉樹は燃え方が全く異なります。
針葉樹は油分が多いことから、早く燃えやすいという特徴があります。
それに対して広葉樹は、一見燃えにくいのですが、一度火が通ると今度は長い時間かけてじっくりと燃えてくれます。いわゆる熾火(おきび)になってくれます。
なので、焚き火は針葉樹と広葉樹の両方を用意することで、上手に燃やすことができます。
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④薪組
キャンプで焚き火を絶対に失敗しない4つ目のポイントが「薪組」です。
薪の準備が整ったら、次の作業がいよいよ「薪組(まきぐみ)」です。
薪組とは、効率的に長い時間、薪を燃やすための薪の組み方のことです。
焚き火初心者さまは、焚き火の道具と薪までは揃えられますが、薪組についてはご存じないことから、実際の焚き火ではご苦労されます。
こちらでは、焚き火での薪組の基本についてご紹介させていただきます。
①焚き火台の上に固形の着火剤を置きます。
②固形の着火剤の上に、火おこし用の紙を載せます。新聞紙のようなものが良いです。できるだけ、ぐちゃぐちゃにして、より空気が入りやすいようにしてください。
③さらに割りばしサイズの細い枝を載せます。
④次に、細い枝を囲むように3センチ幅の薪を「井桁(いげた)」に組みましょう。「井桁」とは、薪組の代表的な組み方で、見た目が漢字の「井」に見える組み方です。
どんどん上に積み重ねていくことができます。「井桁」をおすすめする理由は、空気が「井桁」の隙間から入ってより燃焼してくれるからです。
ちなみにここまでは、針葉樹のみです。
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⑤点火後の薪のくべ方
キャンプで焚き火を絶対に失敗しない5つ目のポイントが「点火後の薪のくべ方」です。
薪が組みあがったら、ジェルタイプの着火剤を薪にかけます。
その後、ライターで火おこし紙に点火します。
火が勢いよく燃えたら、さらに針葉樹の薪をくべます。
ある程度針葉樹が燃えて炎があがったら、いよいよ広葉樹を少しずつくべます。
広葉樹が熾火になったら、後は広葉樹だけを必要なだけくべれば、翌朝まで焚き火は持ちます。
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