キャンプにおいては、食事も大きな楽しみのひとつです。夏ならバーベキューをしながらビールを飲む、でも立派に晩ごはんとなりますが、寒い冬のキャンプでは体の温まるメニューが欲しくなるところですよね。この記事では、体も心もポカポカと温めてくれる、冬のキャンプにおすすめのメニューをご紹介します。
目次
冬のキャンプでは何が食べたい?
冬はそもそも寒いので、キャンプどころか外に出たくない!という方も珍しくありません。それほどに外の気温が下がってしまうわけですが、その寒さがかえってお料理の味や暖かさをより強く印象づけてくれるということも見逃せない要素です。寒い環境下でも、参加者みんなで準備をして、おいしい料理を完成させることができたなら、それはキャンプでの素敵な思い出のひとつとなるでしょう。
鍋、カレー、スープは「冬キャンプ」の定番!
冬の寒い朝でもしっかりと朝ごはんに合わせて飲みたい「スープ」や、ぐつぐつと具を煮てしっかりと味を染み込ませるとともに、熱々の具を食べられる鍋料理・カレー料理は冬キャンプの定番メニューです。とはいえ、鍋にしろカレーにしろ、普通に作ったのではキャンプらしさがなくなってしまいます。いつもの鍋やカレーに少しアレンジを加えたり、「家ではあまりやらない」ようなメニューをあえてやってみることで、「キャンプらしさ」と「美味しさ」を両立させることができるのです。
各ジャンルから「冬キャンプおすすめメニュー」を選出
鍋料理、カレー、スープといった、基本の「冬料理」の中でも、キャンプにぴったりのメニューを選定してみました。家庭での鍋では、「冷蔵庫にあるもの」を使って楽しめる鍋料理ですが、キャンプでは最初に材料を用意して持っていくという手間があります。気になる料理があったら、ぜひ材料を揃えて「冬キャンプ」の食事に取り入れてみてくださいね。
まずは王道の「鍋料理」から、「モツ&野菜鍋」
鍋は冬料理の定番ですが、「何鍋にしようか?」というのが少し悩みどころです。代表的なキムチ鍋などでももちろんOKなのですが、あえてふだんはなかなか選ばない「モツ」をおすすめします。というのも、モツはニラやネギとの相性がよく、このニラやネギといった葉物野菜は「体を温める」野菜だといわれているためです。これらの野菜、モツ、それに熱々になったお豆腐などと一緒に食べれば、寒い冬キャンプも快適に過ごせることでしょう。
定番の「カレー」をアレンジ!「カレー鍋」
カレーはキャンプで選ばれることの多いメニューですが、これを鍋にしてしまうのもよいでしょう。あまり嫌いな人がいないカレーはメニューとして合意が得られやすいほか、しっかりと煮込むことで味が染みますし、ご飯との相性もバッチリです。煮込む時間が多いので、レンコンやゴボウといった根菜を取り入れてみたり、普段はあまりカレーに入れないような、もやしやネギを入れて、「変わりカレー」として楽しむのもよいですね。
缶詰と冷凍食品を活用!お手軽「スープパスタ」
冷凍食品や缶詰は、スープに入れてそのまま使うことができます。たとえば冷凍のブロッコリーや缶詰のコーンなどはその代表です。これに下茹でしておいたパスタを加えて味付けをすると、立派なスープパスタが出来上がります。味付けはコンソメなどでももちろんOKですし、出来合いのポタージュスープなどを持っていってもOK、また、市販の「玉ねぎスープ」などの粉末・スティック状のスープを活用してもおいしいですね。パスタを使いたくない型は、スープの味付けをコーンスープやポタージュスープにして、パンと合わせるのもよい朝食になります。活躍の幅が多いのがスープの魅力です。
まとめ
寒い環境というのは、どうしても動きたくない、億劫だ、という感情が出てしまうものです。ですが、せっかくキャンプに来たのですから、おいしいごはんを作って楽しみたいですよね。煮込み系の料理である鍋やカレーなどは、材料を入れて煮立てれば待っているだけでできますし、スープも基本的には火の番が多くなります。火の前でコトコトと、お料理が出来上がるのを待つ時間も至福のひとときです。冬キャンプを計画している方は、ぜひこの記事を参考にして冬キャンプのメニューに取り入れてみてくださいね。