自然豊かな東北には、湖畔や海岸線にある絶景キャンプ場、施設内の温泉が無料で入れるキャンプ場、飛行場がすぐ目の前のキャンプ場など、いろいろな個性を持ったキャンプ場があります。
また東北には、星がとってもキレイに見られるキャンプ所も多いですよ。
そんな東北のおすすめキャンプ場を、無料で宿泊できる所からグランピング施設まで、合わせて20ヶ所紹介します。「東北でキャンプをしてみたい」という方はぜひ読んでみてください。
青森のおすすめキャンプ場
間木ノ平(まきのたい)グリーンパークキャンプ場
三郷郡新郷村にある350haの広大なレクリエーション施設「間木ノ平グリーンパーク」内にあるキャンプ場は、とにかくアクティビティが豊富なキャンプ場です。
オートキャンプ場58区画、バンガローが8棟あります。
敷地内にはテニス場、ゴーカート場、木製遊具などがあり、一日中アクティブに活動できます。
「間木ノ平グリーンパーク」と、隣接する「間木ノ平グリーンファーム」では、魚のつかみどり(有料)や乳しぼり(無料)、ポニーの乗馬(有料)、アイスクリームの手作り(有料)などの体験活動ができるので、お子さんを連れて行くにはぴったり。
敷地内には「道の駅しんごう」があります。お食事やお土産を買うこともできます。
アクアグリーンビレッジANMON
中津軽郡西目屋村にある「アクアグリーンビレッジANMON」は、世界遺産「白神山地」や「暗門の滝」へのトレッキング拠点になるキャンプ場です。本物の大自然に包まれたい人におすすめします。
オートキャンプ場20区画、フリーサイト、コテージ20棟。
近くには「世界遺産の径、ブナ林散策道コース」がありますが、世界自然遺産登録地内に設置されたブナ林を散策できるのはここだけです。
施設内に人工温泉施設「暗門の湯」があるので、トレッキングなどで疲れた体を癒せます。
種差(たねさし)キャンプ場
八戸市にある「種差キャンプ場」は、海岸まで天然の芝が敷き詰められた国立公園「種差海岸」の中にあるキャンプ場。緑の芝と青い海の絶景の中でキャンプできる最高のロケーションです。
芝生の斜面を下っていくと、岩場の海岸に出るので磯遊びもできます。
フリーサイトのみで車の乗り入れは不可です。リアカーを借りて荷物を運びますが、子供にとってはこれもちょっとした楽しい体験なのでは。
予約なしで泊まれるので、「どこも予約でいっぱい!」という時にはぜひ。
大間崎テントサイト
下北郡大間町にある「大間崎テントサイト」は、本州最北端の大間崎から徒歩3分のところにあります。このキャンプ場は、なんと宿泊料無料です。
徒歩で大間崎の海岸まで出ると、美しい夕日を見ることができます。夜には対岸の函館の夜景や漁火が見え、幻想的な雰囲気を味わうことができるでしょう。
大間のマグロを味わえる飲食店がいくつかありますので、宿泊代で浮いたお金でマグロを満喫するのもいいですね。
フリーサイトのみで、車やバイクの乗り入れは不可となっています。
秋田のおすすめキャンプ場
なまはげオート
男鹿市にある「なまはげオートキャンプ場」は、10haもの広大な敷地でのびのびとキャンプすることができます。3棟ある清潔なサニタリー棟は炊事場、シャワー室、トイレ、コインランドリーが完備です。快適な環境でキャンプできる高規格キャンプ場で、初心者の人にもおすすめできます。
オートキャンプ70区画、フリーサイト、キャンピングカーサイト6区画、コテージ6棟があり、いろいろ形でのアウトドアを楽しめるでしょう。
温泉施設「温浴ランドおが」が隣接しているのも、快適ポイントになりますね。
とことん山キャンプ場
湯沢市にある「とことん山キャンプ場」は、冬場はスキー場として営業している、小安温泉スキー場内にあります。敷地内には野趣あふれる温泉露天風呂もあり、大自然に包まれながらのアウトドアを楽しめるでしょう。
スキー場の斜面でグラススキーならぬ「マウンテンボード」を楽しめます。他にもバスケットコートやテニスコートなどもありアクティブ派は大満足です。
フリーサイトやコテージ、バンガロー、「ツリーハウス」と呼ばれる高床式のコテージがあります。
車で5分くらいのところにある「小安峡」は、自然のダイナミックさを実感できる見逃せない景勝地です。
田沢湖キャンプ場
「田沢湖キャンプ場」は、東北でも有数なアウトドアスポット、田沢湖周辺にある施設です。
水深日本一で透明度も高い「田沢湖」を眼下に眺められる、最高の立地にあります。田沢湖ではカヌーやヨット、ウインドサーフィンなどが楽しめるようです。
オートキャンプ10区画、フリーサイト、バンガロー10棟の他に、ベルテントというオシャレなレンタルテント2区画が仲間入りしたようです。ちょっとリッチなアウトドアを楽しみたい人にピッタリなのでは。
キャンプ場周辺には、たくさんの温泉地があります。有名な乳頭温泉「鶴の湯」も車で30分圏内にあるので、温泉好きにはたまりません。
岩手のおすすめキャンプ場
岩手山焼走り国際交流村
八幡市にある「岩手山焼走り国際交流村」は、岩手山の爆発による溶岩流が固まってできた、国の特別天然記念物「焼走り溶岩流」のすぐ横にあります。自然のダイナミックさを感じずにはいられないロケーションです。
広い敷地内にフリーサイトの「キャンプ場」、50区画の「オートキャンプ場」、50棟の「キャビン村」に分かれて配置されています。ここは設備がしっかり整っている高規格キャンプ場といえるでしょう。
とても空気が澄んでいるこの場所は、普段は見られない数の星を見ることができます。敷地内の「岩手山銀河ステーション天文台」の天文台望遠鏡で観察を楽しむもよし、またテントサイトで寝転びながら、降ってくるような星空を楽しむのもよいでしょう。
敷地内に温泉施設「焼走りの湯」があります。
宮古姉ケ崎オートキャンプ場
宮古市にある「宮古姉ヶ崎オートキャンプ場」は「休暇村陸中宮古」の敷地内にあります。
平成25年にオープンした、このキャンプ場は新しい設備が整い、快適なキャンプができるでしょう。
とくに13区画あるオートサイトには、それぞれAC電源だけでなく、洗い場と釜場まで完備。炊事場の混雑や、歯磨きなどの手間を考えると、うれしい設備ですね。1区画120~140㎡もあり、お隣を気にせず、ゆったり過ごせるでしょう。フリーサイトも20区画あります。
震災前は海抜20mの所にありましたが、震災後に海抜60メートルの所に移転されました。安心して三陸海岸の美しい海岸線を眺めながらキャンプできます。
休暇村ホテル内の温泉が利用可能です。
種山高原星座の森
奥州市の「種山高原星座の森」は、宮沢賢治が愛して何度も足を運んだという「種山高原」にあります。「銀河鉄道の夜」を書いた賢治が愛した場所だけに、星空の美しさは格別です。高原にあるため夏でも夜は涼しく、快適なキャンプができます。
BBQ用品のレンタルの他、BBQ食材の販売まで行っているので、忙しい人には助かりますね。
ゆったりとしたスペースのカーサイトが15区画、コテージの他に、車両乗入れも可能な、予約なしで利用できるフリーサイトがあります。
敷地内にサウナと薬草風呂があるので、バードウォッチングなどで楽しんだ後は、疲れを癒やしてください。
山形のおすすめキャンプ場
西浜コテージ村、キャンプ場
遊佐町(ゆざまち)の「西浜コテージ村、キャンプ場」は、日本海に面するキャンプ場です。徒歩5分圏内に県内一番人気の海水浴場「西浜海水浴場」があります。夏にはすぐに予約がいっぱいになるので、早めの予約をおススメします。
近くには鳥海山があり、登山の拠点にも利用されているようです。
キャンプ場はフリーサイトのみです。フリーサイトは広くて美しい松林の中にあります。松林に囲まれながらキャンプをするという感じ。洗濯物を干したり、ハンモックを吊るす場所には、困らないと思います。
炊事場にはガスコンロが設置され、コインランドリーもあるので、海水浴メインに楽しみたい人には便利です。
庄内夕日の丘キャンプ場
鶴岡市にある「庄内夕日の丘キャンプ場」は、庄内空港と道路を挟んで向かい側という場所にあります。
飛行機のダイナミックな離発着が間近で見られる、珍しいキャンプ場です。うるさくないかと言えば、飛行機の便が少ないので全く気にならない程度です。子供は大興奮間違いなし。
AC電源が使えるオートキャンプサイト26区画、キャンピングカーサイト4区画があります。
近くに海水浴場が2か所ありますが、どちらも車で10分圏内です。
「イオンモール三川」も車で10分圏内ですので、何でもここでそろえられます。
キャンプ場のファンクラブに入会(無料)すると、湯野浜温泉で使える入浴券が宿泊者分もらえるので、ぜひ入会した方がいいでしょう。
鮭川村エコパーク
最上郡鮭川村にある「鮭川エコパーク」は、30haの雑木林を生かした総合滞在型森林公園です。
自然との共生をテーマにしているこの公園では、青竹を使って一層ずつ焼く「バームクーヘン焼き」、「木工、木の実クラフト」など、さまざまな体験活動を実施しています。
また木製大型遊具「キッズアスレチック」には、忍者渡り、回転滑り台、ロープウェイなどスリルのある遊具がいっぱいです。子供は飽きることなく過ごせます。
電源ボックス完備のフリーサイト11区画、フリーサイト、コテージが7棟。
オートキャンプ場のサニタリー棟はシャワーとトイレの他、コインランドリーと更衣室まで付いています。
炊事場はお湯が使えるので、寒い季節のキャンプにはありがたいですね。
宮城のおすすめキャンプ場
吹上高原キャンプ場
大崎市の「吹上高原キャンプ場」は、広大な芝生のフリーサイトが、キャンプ場のほとんどを占めています。車も乗入れ可能。予約の必要がないので、突然キャンプしたくなった時におススメ。電源付きサイトもいくつかありますが、予約が必要です。
敷地内には日帰り温泉施設「すぱ鬼首の湯」があります。
夏休みや休日の朝には、焼き立てパンの販売をすることも。売り切れてしまうことが多いので早めに並んだ方がいいですよ。
山深いところにある、このキャンプ場は、星がとてもきれいに見えます。
エコキャンプみちのく
柴田郡川崎町にあるこのキャンプ場は、国営「みちのく杜の湖畔公園」内にある施設です。釜房湖に面した広大な公園内には、国営ならではの充実した遊具やアクティビティ、四季折々の花園があり、一日ではとても回り切れません。イベントも年中行われています。
公園から道路を挟んだキャンプエリア「エコキャンプみちのく」には、大きさの違うオートサイト(電源付)が69区画もあります。グループ用、家族用、ペット可から選べるので、大人数でも1区画ですむのはうれしいですね。コテージもバリアフリータイプなどさまざまなタイプがあります。フリーサイトは、車乗り入れ可で80サイト張ることが可能です。
センターハウス近くには、なんと無料で入れる温泉があります。
国営ならではの施設が充実した高規格なこのキャンプ場は、レンタル品や食料、雑貨なども充実していますので、初心者でも困ることがないでしょう。
神割崎キャンプ場
南三陸町の「神割崎キャンプ場」は、太平洋に面した岬の先端にある絶景キャンプです。
高台にあるキャンプ場から海に下っていくと、岩場に行きつくので磯遊びをするのもいいでしょう。
岩の間から日の出が拝める景勝地「神割崎」も徒歩15分くらいです。
AC電源付きのオートサイトは20区画、フリーサイト、ログキャビンが3棟ありますが、どこからでも太平洋が見え、一日中絶景を楽しめるでしょう。
管理棟は観光案内施設を兼ねており、レストランで南三陸町の食材を生かした料理を食べることもできます。
福島のおすすめキャンプ場
福島県民の森フォレストパークあだたら
安達郡大玉村にある「フォレストパークあだたら」は、安達太良山や阿武隈山系の美しい山々の眺望を楽しめるキャンプ場です。
40haの広大な敷地にはコテージ20棟、オートサイトはキャンプングカー・トレーラー専用など、いろいろなサイズがあります。フリーサイトもあり、人数や用途によって選べるのがいいですね。
さらにアメリカからきたキャンピングトレーラーも常設されています。キャンピングカー購入を考えている人は、ベッドやシャワーが装備されているキャンピングトレーラーを、お試しで利用してみるのもいいですね。
ビジターセンターには温泉があり、キャンプ場利用者は無料で入浴できます。設備が整っているこのキャンプ場は高規格キャンプ場といえるでしょう。
ママキャンプ場
耶麻郡北塩原村の「ママキャンプ場」は桧原湖畔にあり、磐梯山、安達太良山、箕輪山、東吾妻山、西吾妻山を一望できる絶好のロケーションです。
フリーサイトとバンガローが利用できます。他は炊事棟とトイレのみのシンプルな施設です。
それでも高規格キャンプ場のひしめく福島県で人気になっているのは、さまざまなCMに使われるほどの絶景に他なりません。明かりが少ないこのキャンプ場は、もちろん星もすごくキレイに見えます。
一日中眺めていても飽きない景色を、ぜひ見に行ってはいかがでしょうか。
RVリゾート猪苗代湖モビレージ
会津若松市にある「RVリゾート猪苗代湖モビレージ」は、その名の通りオートキャンプサイト中心のキャンプ場です。早くから欧米型のステイスタイルを取り入れて、長期滞在型オートキャンプ場として知られています。一年中キャンプをすることができ、雪中キャンプも可能です。
キャンピングカーサイト20区画、オートキャンプサイト100区画、バンガロー4棟、コテージ2棟。
裏磐梯を望む、猪苗代湖畔にあるこのキャンプ場では、カヌーやボートはもちろん、夏場には湖水浴も可能です。場内にはMTBコースが整備され、森の中をマウンテンバイクで駆け抜けることができます。
また水辺に集まる鳥たちのバードウォッチングにも最適です。
エンゼルフォレスト那須白河(旧羽鳥高原レジーナの森)
岩瀬郡天栄村のリゾート施設「エンゼルフォレスト那須白河」のオートキャンプ場は、ワンちゃん大歓迎のキャンプ場です。一部サイトは犬同伴可というキャンプ場は多いですが、ここは全サイト「ワンちゃん同伴可能」となっています。81区画のキャンピングサイトの中には、ドッグラン付きのドッグフリーサイトもあるんです。
ワンちゃんにだけ優しいわけではありません。大人気のグランピングサイトでは大人4人がゆったりくつろげるスペースのベルテントが準備されています。また高規格キャンプ場といえるこのキャンプ場には、温水が出る炊事場やコインランドリーも完備。さらにキャンプ利用者は温泉施設「彩光の湯」と水着着用の混浴施設「ガーデンスパ」を無料で何度でも利用できます。
ちょっとしたリゾート気分を味わえるキャンプ場ですね。
まとめ
東北のおすすめキャンプ場を紹介してきましたが、いかがでしたか。
気になるキャンプ場はあったでしょうか。
豊かな自然に恵まれた東北のキャンプ場に、ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。